ABEMAでは、毎週日曜の正午よりニュース番組『ABEMA的ニュースショー』を放送中。16日の放送では、棋士の加藤一二三九段をゲストに迎え、急成長を遂げている人工知能“AI”との正しい付き合い方について考えた。
将棋界が10年以上前から向き合ってきたAIについて、加藤九段は「AIは『そんな手で大丈夫?』というものを出してくる。でも、その後はきちんと定石に
戻してくるので、人間は油断しちゃいけないと思った。AIは人間と違って、心理戦を仕掛けてくる」とコメント。
また、藤井聡太六冠も活用している将棋AIの開発者は「1秒あれば15手先まで読める」と驚異のスピードを紹介すると、加藤九段はAIの学習能力にリスペクトを示した一方で、「僕は7時間近く長考したことがある。これで、将棋というものの奥深さを知ったんです」と、人間が指す将棋の醍醐味を明かした。
また、AIがプロ棋士にも理解できないような一手を示すと、藤井六冠も同じ手を指した“神の一手”を紹介。
また、大成長を遂げる“AI”に対し、お笑いコンビ・ドランクドラゴンの鈴木拓は「ここぞって時に、良いボケを教えてもらえないかな?」と期待を込めると、番組MCを務める千原ジュニアは「そう遠い未来ではないと思う」と指し示した上で、「“AI大喜利”と対戦したことがあるけど、3勝2敗で負けました(笑)」と話し、笑いを誘っていた。
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