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多くの大人たちを虜にする腕時計。部品の精巧さや機能性の素晴らしさを理解すると、腕時計の世界がもっと楽しくなるだろう。
現行のオメガ「スピードマスター プロフェッショナル」はどっち?
1957年に誕生したスピードマスターは、現在でも基本となるデザインを踏襲しながら同じモデルを作り続けており、それぞれの世代において、マイナーチェンジやスペックアップといった細かな変化が加えられました。
2つのスピードマスターは左のモデルがより古い世代ですが、文字盤にある変更点があります。どこかわかるでしょうか?
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【答え】左のモデル(3590.50.00)
新旧の見分け方の一つに「下がりR」というものがあります。「下がりR」とは文字盤12時位置にある「speedmaster」の最後の「r」の書体が、下に伸びていることを指します。
これは1980年代に製造された旧世代の個体に見られ、アンティークオメガとして人気を集めています。
『トケイ通信』編集主幹&主筆 須川誠 株式会社コメ兵 商品部のエキスパート。レア物から王道まで、腕時計を見つめ続けて19年。KOMEHYOが運営しているブログマガジン「トケイ通信」の編集長。記事内容の決定から執筆まで一人でカバーし、マニアが楽しく読めるツボをしっかり押さえていると、本当の時計好きから支持されている。専門性としては、「製品の良し悪しの判断」、「ムーブメント」、「真贋」などを得意とする。トケイ通信:https://www.komehyo.co.jp/tokei-tsushin/ 株式会社コメ兵:https://komehyo.jp/ この著者の記事一覧はこちら