シチズン時計の「CITIZEN ATTESA(シチズン アテッサ)」は、ケースやバンドの素材にチタンを用いた腕時計。チタンに対して、独自の表面硬化技術「デュラテクト」を施した素材「スーパーチタニウム(シチズンの商標)」は、ステンレスの約5倍以上という硬さを持ち、腕時計のケースやバンドがとてもキズ付きにくい。


スーパーチタニウムは、ispadeの民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」のランダー(月着陸船)とローバー(月面探査ローバー)の一部にも使われた。HAKUTO-Rの月面着陸は残念ながら失敗に終わったが、その経験を生かした次のミッションが動きはじめている。このように、シチズン、アテッサ、スーパーチタニウムは宇宙との関連が深い。

今回、アテッサの新作として、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の 新型宇宙ステーション補給機「HTV-X」をイメージした限定モデルが登場する。発売は9月4日、価格は18万7,000円、世界限定1,300本だ。

ベースモデルには、アテッサの中でも人気が高い『ACT Line「AT8185-62E」』をチョイス。定期的な電池交換がいらない光発電エコ・ドライブ仕様だ。

ブラックの文字板は宇宙空間をイメージしており、星々のようなラメが輝く。ひときわ存在感を放つイエローゴールドの針とインデックスは、HTV-Xから着想を得たというもの。加えて、文字板を囲むインジケーターリングには、HTV-Xが羽のように展開するソーラーセルを思わせる深いブルーを採用した。

ケース素材:チタン(デュラテクトDLC)
ケースサイズ:径42mm×厚さ10.8mm(設計値)
風防:サファイアガラス(クラリティ・コーティング:光の透過率を約99%まで高めた* シリコン化合物の多層コーティング)
バンド:チタン(デュラテクトDLC)
防水性能:10気圧
ムーブメント:クオーツ式「キャリバー H800」
主な機能:電波時計(日中米欧)、ワールドタイム(26時差、サマータイム対応)、パーペチュアルカレンダー、クロノグラフ、夜光(針、インデックス)
編集部おすすめ