シャープは2025年9月3日、同社の空気清浄機で用いられているプラズマクラスター技術に、シューティングゲーム『VALORANT』をプレイするeスポーツ選手のパフォーマンス向上の効果が確認できたと発表した。ゲームで相手に与えるダメージ量の上昇や、相手を倒した数と自分が倒された数の比率改善が確認できたという。


今回の発表は、西日本工業大学工学部や九州産業大学人間科学部、プロeスポーツチーム「QT DIG∞」(キューティー ディグ)などと共同研究したもの。

『VALORANT』の対戦中、QT DIG∞の選手にプラズマクラスターの「照射あり」と「照射なし」(送風のみ)の状況で測定(選手にはプラズマクラスター照射の有無は伝えていない)。

その結果、「照射あり」の場合は、「照射なし」の場合と比べ、相手に与えるダメージ量の指標であるADRがチーム平均で18上昇したという。また、相手を倒した数と自分が倒された数の比率であるK/Dがチーム平均で0.17上昇することを確認したという。シャープは「認知能力や作業のパフォーマンス向上など、ポジティブな効果が得られることを確認できた」としている。
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