米Metaは11月5日(現地時間)、パーソナルAIエージェント「Muse」に、リアルタイムの音声対話と、アバターが会話に合わせて表情や身ぶりを変える機能を追加した。まず米国から提供を開始し、モバイル、Web、Mac向けのMuseアプリで利用できる。
Museは、利用者の指示に応じて計画を立て、連携するサービスやブラウザーを通じて作業を進めるAIエージェントである。メールの送信や旅行の予約などに対応し、重要な操作の前には利用者に承認を求める。今回の音声対話により、文字入力に加えて、話しながら依頼や相談ができるようになる。
音声対話は、画面右上の電話アイコンから開始する。Metaは、アイデアの整理、旅行計画、面接やプレゼンテーションの練習などを用途に挙げている。会話中もMuseはバックグラウンドで作業を進めるため、散歩中や料理中など、キーボードや画面の操作が難しい場面でも依頼できる。Museの応答中に、利用者が割り込んで話すことにも対応する。
アバターは、Museが話しているときだけでなく、利用者の発話を聞いている間も反応し、会話の調子に合わせた表情や身ぶりを示す。表示方法は、音声のみ、チャット画面とアバターの併用、アバターの全画面表示から選択できる。声は、ニューヨーカー風や海賊風など数百種類から選べ、いつでも変更できる。
基盤技術には「Muse Realtime Avatar」と「Muse Realtime Voice」を用いている。
今後は、MetaのAIグラスや専用端末「Muse Charm」にも音声対話を展開する予定である。今回の発表では、これらの端末への具体的な提供日は示していない。
Museは9月の北米での公開後、利用者を伸ばしている。マーク・ザッカーバーグCEOは10月21日の2026年第3四半期決算説明会で、提供開始から約6週間で、米国とカナダの1000万人超がMuseを設定したと明らかにした。設定した利用者の約25%が毎日使っており、最も多い用途はショッピングだという。
日本では10月23日、北米以外で初めてMuseの提供が始まった。iOS、Android、Webで利用でき、多くの基本機能は無料で、有料のサブスクリプションプランも用意する。ただし、音声対話とアバターの新機能の日本向け提供時期は、今回の発表では案内されていない。











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