このアプリでは、iTunesから転送した曲やApple Musicからダウンロードした曲、iTunes Storeで購入した曲を聴くことができますが、何らかの原因で曲が突然消えてしまうことがあります。
そこで今回は、iPhoneから曲が消える原因や復元する方法をご紹介します!
【iPhone】曲が消える原因は?
iPhoneから曲が消えてしまう原因としては、以下の4つが挙げられます。
- iCloudミュージックライブラリをオフにした
- Apple IDからサインアウトした
- iTunesの不具合
- iPhoneの不具合
では、以上の4つの原因をそれぞれ詳しく見ていきましょう。
iCloudミュージックライブラリをオフにした
「Apple Music」や「iTunes Match」のサブスクリプションに登録している場合は、「iCloud ミュージックライブラリ」というサービスを利用できます。
iCloudミュージックライブラリ:曲をiCloud上に保存し、同じApple IDでサインインしているデバイスに曲をダウンロードして楽しめるサービス。
このiCloudミュージックライブラリからダウンロードしてきた曲は、「ライブラリを同期」の設定をオフにしてしまうと自動的に削除されてしまいます。
これが原因であれば、「ミュージック」アプリを起動して消えてしまった曲の雲のアイコンをタップすれば、iPhoneに再ダウンロードすることができます。
Apple IDからサインアウトした
Apple IDからサインアウトすると「ライブラリの同期」がオフになってしまうので、「Apple Music」や「iCloudミュージックライブラリ」の曲はiPhoneから自動的に削除されてしまいます。
これが原因であれば、再度Apple IDにサインインし直すことで復元することができます。
iTunesの不具合
iTunesの不具合によって、iTunesライブラリに追加していた曲が消えてしまうことがあります。
この状態で同期を実行してしまうと消えた後の状態で上書きされてしまうので、曲がiPhoneから削除されてしまうのです。
これが原因であれば、iPhoneとPCを接続してFinderやiTunesから転送し直すことで解決できます。
iPhoneの不具合
iPhoneに何らかの不具合が発生したことによって突然消えてしまうこともあります。
これが原因であれば、iPhoneの再起動やApple IDに再度サインイン、iCloud・iTunesバックアップからの復元を試すことで、消えた曲を復元できる可能性があります。
【iPhone】消えた曲を復元させる方法《まずやってみること》
iPhoneに保存していた曲が突然どこかにいってしまった場合は、まず以下の6つの対処法を試してみて下さい。
- iPhoneを再起動する
- 「Apple Musicを表示」をオンにする
- Apple IDから一度サインアウトしてみる
- 設定をリセットする
- 専用ソフト「DearMob iPhoneマネージャー」を使う
- 「Finder」アプリを使う(Macユーザー)
では、以上の6つの対処法をそれぞれ詳しく見ていきましょう。
iPhoneを再起動する
まずは、以下の手順でiPhoneの再起動を試してみましょう。
iPhoneの不具合が原因であれば、再起動することで復元できる可能性が高いです。
iPhone SE(第2世代)を除くiPhone X以降の場合
参照:Appleサポート
iPhone SE(第2世代)、8、7、6の場合
参照:Appleサポート
iPhone SE(第1世代)、5以前の場合
参照:Appleサポート
「Apple Musicを表示」をオンにする
「Apple Music」の曲が消えてしまった場合は、「Apple Musicを表示」の設定がオンになっているか一度確認しましょう。
すでに設定がオンになっていたら、一度オフにしてから再度オンにして設定を更新してみて下さい。
設定の確認手順は以下の通りです。
操作手順
Apple IDから一度サインアウトしてみる
曲が消えた原因でiPhoneの不具合であれば、Apple IDから一度サインアウトしてから再度サインインすることで不具合が解消され、曲が復元される可能性があります。
操作手順
設定をリセットする
iPhoneの設定が原因で曲がなくなってしまった場合は、「すべての設定をリセット」を実行することで問題が解決するかもしれません。
これを実行すると設定は全て初期状態にリセットされますが、写真や動画、アプリなどのデータは消えないので安心して下さい。
設定をリセットする手順は以下の通りです。
操作手順
これでリセット完了です。
専用ソフト「DearMob iPhoneマネージャー」を使う
DearMob iPhoneマネージャー
「DearMob iPhoneマネージャー」とは、iOSデバイスのデータを管理・転送・バックアップ・復元できるソフトです。
iPhoneから削除された曲がPCに残っていればiPhoneとPCを接続してこのソフトを起動し、消えた曲をiPhoneへ転送すれば簡単に復元できます。
こちらのソフトをPCにインストールしたら、以下の手順で操作を行って下さい。
操作手順
「Finder」アプリを使う(Macユーザー)
macOS Catalina以降を搭載しているMacであれば、「Finder」というアプリを使って復元することができます。
操作手順
そしたら、復元が完了するまでしばらく待ちます。
【iPhone】消えた曲を復元させる方法《Apple Music利用ユーザーの場合》
「Apple Music」とは、月額980円で7,000万曲以上が聴き放題になる、Appleの音楽配信サービスです。
配信されている曲はiPhoneにダウンロードしてオフラインで再生することも可能です。
この「Apple Music」からダウンロードした曲が突然消えてしまった場合は、以下の2つの対処法を試してみて下さい。
- 再ダウンロードする
- Finder・iTunesから転送し直す
では、以上の2つの対処法をそれぞれ詳しく見ていきましょう。
再ダウンロードする
「Apple Music」からダウンロードした曲が消えてしまった場合は、雲のアイコンをタップして再ダウンロードして下さい。
操作手順
これで再ダウンロード完了です。
Finder・iTunesから転送し直す
macOS Catalina以降を搭載しているMacを使っている方は「Finder」、macOS Mojave以前のMacやWindowsを使っている方は「iTunes」から曲を転送し直す、という方法もあります。
Finderで転送し直す場合
参照:Appleサポート
iTunesで転送し直す場合
参照:Appleサポート
【iPhone】消えた曲を復元させる方法《iCloudミュージックライブラリ》
「Apple Music」や「iTunes Match」に登録している方で、iCloudミュージックライブラリにアップロードした曲がiPhoneから消えてしまった場合は、以下の2つの対処法を試してみて下さい。
- 「ライブラリを同期」をオンにする
- iCloudのバックアップを使う
では、以上の2つの対処法をそれぞれ詳しく見ていきましょう。
「ライブラリを同期」をオンにする
iCloudミュージックライブラリを利用している方は、「ライブラリを同期」の設定がオンになっているか確認してみましょう。
操作手順
iCloudのバックアップを使う(事前にバックアップしている場合)
曲が消える前にiCloudでバックアップをとっていた場合は、そこから復元することができます。
iPhoneを初期化する
iCloudのバックアップから曲を復元するには、一度iPhoneを初期化する必要があります。
操作手順
参照:Appleサポート
バックアップから復元する
出典:Appleサポート
iPhoneの初期化が完了したら、iPhoneを起動して復元を実行しましょう。
操作手順
参照:Appleサポート
そしたら、画面の指示に従って初期設定を進めていって下さい。
【iPhone】消えた曲を復元させる方法《購入曲の場合》
「iTunes Store」で購入した曲が消えてしまった場合は、以下の2つの対処法を試してみて下さい。
- 「購入済み」から再ダウンロードする
- iTunesのバックアップを使う
では、以上の2つの対処法をそれぞれ詳しく見ていきましょう。
「購入済み」から再ダウンロードする
「iTunes Store」で購入した曲は、iPhoneから削除してしまっても購入履歴には残っているので、無料で再ダウンロードすることが可能です。
操作手順
参照:Appleサポート
これで再ダウンロード完了です。
iTunesのバックアップを使う(事前にバックアップしている場合)
曲が消える前にiTunesでバックアップをとっていた場合は、そこから復元することができます。
自動同期をオフにしておく
iTunesで復元する場合は、自動同期の設定を一度確認しておきましょう。
この設定がオンになっていると、iPhoneとPCを接続した際、自動的に同期が始まってしまいます。
その場合、iPhoneのデータが消えてしまったり重複してしまったりする可能性があるので、それを防ぐためにも自動同期の設定はオフにしておきましょう。
操作手順
これで、iPhoneとPCを接続した時に自動同期されなくなります。
バックアップから復元する
自動同期をオフにしたら、iPhoneとPCを接続して復元を実行しましょう。
操作手順
参照:Appleサポート
そしたら、復元が完了するまでしばらく待ちましょう。
【iPhone】曲が消えた!と焦らないためにしておくこと
最後に、曲が突然消えてしまっても焦らないようにやっておくべき対策をご紹介します。
PCにバックアップをしておく
iTunesのエラーやiPhoneの設定を変更したなどの原因で、iPhoneに保存していた曲が突然消えてしまうことがあります。
曲が消えてしまうと焦ってしまいますが、iCloudやiTunesに曲のバックアップがとってあれば、突然消えてしまってもそこから復元することが可能です。
曲が突然消えてしまっても冷静に対処できるよう、PCで定期的にiPhoneのバックアップをとっておきましょう。
iCloudにバックアップする手順
iCloudでバックアップをとるには、以下の手順で操作を行って下さい。
操作手順
参照:Appleサポート
そしたら、バックアップが完了するまでしばらく待ちましょう。
iTunesにバックアップする手順
iTunesでバックアップをとるには、以下の手順で操作を行って下さい。
操作手順
参照:Appleサポート
そしたら、バックアップが完了するまでしばらく待ちましょう。
専用ソフト「AnyTrans」を使ったバックアップ手順
AnyTrans
「AnyTrans」とは、iOSデバイスとPC間で相互にデータをコピー・バックアップできるソフトです。
iCloudやiTunesを使わなくても、このソフトを使えばiPhoneのバックアップを簡単にとることができます。
こちらのソフトをPCにインストールしたら、以下の手順でバックアップをとりましょう。
操作手順
参照:AnyTransの使用方法
そしたら、バックアップが完了するまでしばらく待ちましょう。
iPhoneが認識されなくてバックアップできない場合は、AnyTransに関するFAQを参考に対処してみて下さい。
iPhoneから曲が消えたら冷静に対処しよう!
iPhoneから曲が消えてしまうのは、iCloudミュージックライブラリをオフにした、Apple IDからサインアウトした、iTunesやiPhoneの不具合などが原因として考えられます。
曲が突然消えてしまうと焦ってしまうと思いますが、今回ご紹介した対処法を試せば消えた曲を復元できるかもしれないので、落ち着いて対処法を試してみましょう。