なかなか使いこなせていない方もいるかと思いますが、使ってみるととても便利な機能だということに気づきます。
今回は、そんなiPhoneの「ボイスメモ」についてご説明していきたいと思います!
【iPhone】ボイスメモって編集できるの?
「ボイスメモ」とは、会話を簡単に録音できるiPhoneのアプリです。
さっそく説明していきます!
ボイスメモってどんなアプリ?
「ボイスメモ」アプリは、すべてのiPhoneに標準インストールされており、iPhoneに搭載されているマイクを使って、会話などの音声を簡単に録音できる便利なアプリです。
iPhoneの「ボイスメモ」アプリの優れた点は、操作がシンプルで誰でも利用でき、録音時間の上限が設けられていないことが挙げられます。
iPhoneの内部ストレージの空き容量がなくなるまで録音し続けることができます。
一般的には、iPhoneのストレージに1GBの空き容量があれば約37時間の録音が行えます。
ボイスメモは編集ツールで微調整できる!
iPhoneの「ボイスメモ」は音声の録音しかできない単純なアプリではありません。
録音データの編集も行える優れものです。
例えば、大学の講義を録音していた場合、重要な点だけを凝縮して保存すればピンポイントで内容をピックアップして学習できます。
「ボイスメモリ」は録音した後に不要な部分をカットして必要な部分だけをつなぎ合わせる機能や、必要なわずかな部分だけをキープしてあとはすべて削除する機能も付いているので大変便利です。
【iPhone】ボイスメモの編集方法
iPhoneの「ボイスメモ」アプリさえあれば必要なタスクをすべて行えるので、録音レコーダーを購入する必要がありません。
iPhoneを使っている人なら、是非操作方法をマスターして使いこなしたいものです。
録音をする方法はとても簡単です。
アプリを開くと赤い「録音」ボタンがあるのでそれを押せば録音が始まります。停止したければもう一度「録音」ボタンを押せば停止します。
録音データの編集も簡単に行えます。これから操作方法を詳しく説明していきます。
ファイル名を編集する
最初に紹介するのは、録音されたデータのファイル名を変更する操作方法です。
「ボイスメモ」で録音したデータファイルは、自動的にファイル名が割り当てられます。
ただし、編集をしなければすべての録音データのファイル名は同じになってしまい区別が付きにくいので、ファイル名の編集方法を理解することは重要です。
「ボイスメモ」アプリは「Entras」というフォルダに入っています。

「ボイスメモ」が開いたら録音データをすべて表示させたいので「すべての録音」をタップしましょう。

録音データがすべて一覧になって表示されているので、ファイル名を変更したい録音データを選びタップします。

ファイル名を軽くタップします。

ファイル名が範囲指定されるので、キーボードにある「×」を押してファイル名を消しましょう。

ファイル名を入力したら、キーボードにある「改行」キーを押します。

編集したファイル名が保存されました。

メモの一部を削除する
次に録音データを編集して必要ではない箇所を取り除く方法を説明します。
録音データが一覧になって表示されている「すべての録音」画面に戻りましょう。編集を行いたい録音データを選びタップします。

選択した録音データの左側に「…"https://apptopi.jp/wp-content/uploads/IMG_3451-2.jpg" alt="メニューアイコン" style="width:50%;max-width:256px;border:solid 1px #dcdcdc">
操作メニューが画面の下に立ち上がります。表示されている項目の中に「録音を編集」があるのでタップしましょう。

録音データの編集画面が立ち上がります。画面の右上にあるアイコンをタップします。

録音データのトリミング画面になるので、画面下に表示されている波形で表示された録音データの細長い表の両隅にある黄色い調整バーを動かしながら削除したい部分を指定しましょう。

範囲指定ができたら「削除」を押しましょう。これで範囲指定した箇所が録音データから取り除かれます。

メモの一部をトリミングする
続いて録音データのトリミング方法を説明します。
トリミングとは「削除」の反対で、範囲指定した部分をキープして残りのデータを削除することを指します。録音データのトリミング画面に戻りましょう。
保存した録音データの箇所を範囲指定したら「トリミング」を押しましょう。これでトリミング完了です。

再録音する
次に録音データを再録音する操作手順を説明します。
再録音とは、既存の録音データの開始箇所を変更して新たに録音することです。「録音データの選択」→「・・・」→「録音を編集」と進みましょう。
録音データの編集画面が立ち上がったら、画面に表示されている波形で表示された録音データを指でドラッグして再生の頭出しを行いましょう。
頭出しができたら「再録音」を押します。
再録音が開始されます。停止したい場合は「停止」ボタンを押しましょう。録音の確認は「再生」ボタンを押せば行えます。再録音が終わったら「完了」を押しましょう。
録音を削除する
次に録音データを消去する方法を説明します。
個別に消去する方法と複数の録音データをまとめて消去する方法の2つがあります。
まず個別に消去する方法を説明します。
「すべての録音」画面に戻りましょう。消去したい録音データを選びタップします。

「ゴミ箱」アイコンが右側に表示されているのでタップしましょう。これで選択した録音データが消去されます。

続いて、複数の録音データをまとめて消去する方法を説明します。
「すべての録音」画面に戻ります。画面右上に表示されている「編集」があるのでタップしましょう。

消去したい録音データにチェックを入れたら「削除」をタップしましょう。これで選択したすべての録音データが消去されます。

友達や家族に共有する
次に紹介するのは録音データを友だちや家族などに共有する方法です。
「すべての録音」画面に戻り、共有したいデータをタップしましょう。「・・・」が表示されるのでタップします。

操作メニューが画面の下に立ち上がります。表示されている項目の中に「共有」があるのでタップしましょう。

共有方法の選択を行うポップアップが表示されるので、その中から1つを選びましょう。

削除した録音を復元する
消去してしまった後に後悔することがありますが、「ボイスメモ」には消去した録音データを元に戻せる機能があります。
操作方法を説明します。
トップ画面にある「ボイスメモ」画面に戻り「最近削除した項目」をタップしましょう。

削除した録音データが表示されます。

「復元」を押せば元に戻ります。

【iPhone】ボイスメモはどんなシーンで使える?編集で使い勝手アップ!
活用範囲がとても広い「ボイスメモ」アプリですが、生活の中で活用できるシーンはたくさんあります。
これから5のシーンをピックアップして紹介します。
打ち合わせで会議議事録をとるとき
最初の活用シーンは会議の議事録をとることです。
会議で話し合われた内容は議事録として記録し保管しなければなりませんが、紙に書き留めるよりも録音データとして記録する方が簡単でより正確に行えます。
取材やインタビュー
仕事やプライベートで街中の人や関係者にインタビューや取材を行う場合も、「ボイスメモ」を使えば生の声を簡単に録音できて便利です。
スピーチの練習
学校などで開催される弁論大会などの練習の際、自分の声やトーンが正しいかどうかを誰かに聞いてもらってチェックすることが多いですが、「ボイスメモ」で録音すれば自分の声を自分でチェックし修正点を見つけられます。
子供や家族の日常会話を思い出として
iPhoneの「カメラ」アプリで写真や動画を撮影して家族の想い出アルバムを作成するのもいいですが、「ボイスメモ」で日常の生の声を録音して保存するのも家族のかけがえのない想い出になります。
とっさに思い付いたメモ
もう1つの活用方法は、とっさに思いついたことを書き留めるのではなく「ボイスメモ」で録音して保存することです。
紙もペンもない状況では、録音が最適です。
【iPhone】ボイスメモを使う際の注意点
簡単に会話などの音声が録音できる「ボイスメモ」は便利ですが、注意して使わないと後々大きな問題になる場合があります。
「ボイスメモ」を使用する際の2つの注意事項を紹介します。
無断で録音するのはNG
会話はプライベートなものです。
プライベートなはずの会話が録音されていたらショックでしょう。
友情にヒビが入る可能性もあります。
この記事の冒頭で紹介したように、犯罪の証拠や自分の身を守るために利用する場合には相手の許可を取る必要ありませんが、それ以外の場合は必ず許可を取って行いましょう。
電話を着信すると録音が止まる
もう1つの注意点は、音声を録音中に誰かが電話をすると録音が自動的に停止してしまうことです。
大切な内容を録音しているなら、iPhoneをマナーモードにして録音が邪魔されないようにしましょう。
録音と編集が簡単に行えるボイスメモを活用してみよう!
iPhoneの「ボイスメモ」アプリは、日常生活の色々なシーンで利用できる便利な録音アプリです。
仕事や学校での学習といった実際的な方法だけでなく、家族の想い出を記録する目的でも利用できます。
さらに犯罪の証拠や自分の身を悪意のある人から守るために活用することも可能です。
他の人のプライバシーに気をつけながら便利な「ボイスメモ」をぜひ活用してみましょう。