オープニングに使えるエフェクトや、動画と動画のつなぎ目に挟むエフェクトなど、初心者でもかっこいい演出ができるようになっています。
無料で使えるBGMもいくつかセットされているため、簡単に動画が完成します!
動画ファイルはデータ量が大きくなるので、保存場所を把握しておいて他のメディアにも保存できるようになると快適に編集ができますよ。
今回は、iMovieで作った動画の保存場所について解説します。途中まで作った動画の場所が分からなくなってしまった、という場合の参考にもしてくださいね。
iMovieの保存先はどこ?
最初に、動画ファイルの格納場所について説明します。編集中の動画ファイルと、完成した動画ファイルは形式が異なる点にも注意しましょう。
デフォルトでは「Finder/ユーザー/ムービー/」の中
iMovieで作成した動画ファイルには、基本的にはFinderからアクセスできます。
顔のようなアイコンのFinderを開き、「ユーザー」というフォルダを探しましょう。
「ユーザー」をクリックすると、PCを使っている人のユーザー名が出てくるので、動画を作った人のユーザー名を選択します。
ユーザー名を選択すると、アプリケーションやミュージックなどと並んで「ムービー」というフォルダがあるかと思います。この「ムービー」フォルダにiMovieで作った動画が順次格納される仕組みです。
編集中のデータは「iMovie ライブラリ.iMovielibrary」
作成途中の動画ファイルは、上記の「ムービー」の中にある「iMovie ライブラリ.iMovielibrary」という場所にあります。編集を再開したいときには、ここにあるデータを使いましょう。
完成して書き出したデータは「iMovie Theater. theater」
動画が完成すると、PCやスマホを使って再生できるように「書き出し」という作業をします。
書き出した後の動画ファイルは「ムービー」フォルダの中の、「iMovie Theater. theater」に入っているので探してみましょう!
【iMovie】保存先をiCloudに変更する方法
動画を作り始めると困るのが、データ量の大きさです。
動画の数が少ない場合は、iPhoneやMacの本体に保存できますが、動画の数が増えてくると本体のデータ容量を圧迫しがちですよね。
そんなときには、Appleのクラウドストレージサービスである、iCloudを活用するのがおすすめです!
iPhoneの場合

作った動画データを長押しします。長押しするとメニューが出てくるので、「移動」をタップしましょう。

保存先を選ぶ画面に移るので、雲のアイコン「iCloud Drive」を選択して、iCloudの中の好きな場所に動画を保存します。
Macの場合
まずは動画データをデスクトップなど分かりやすいところに保存しましょう。
Macドックにある「写真」アプリに向かって、動画データをドラッグ&ドロップします。iCloudの中の「写真」に動画データを移行完了です。
Macの場合はマウスで掴んで動かすだけなので、とても簡単ですよ!
iCloudとは?
iCloudは写真や動画などのデジタルデータを保存するための場所で、どこからでもアクセスできるクラウドストレージサービスです。
iPhoneとMacを同期できるので、「さっきiPhoneで撮った写真をMacで加工する」などの連携操作もできます。
iCloudは5GBまでは無料で利用できるので、iPhoneを購入したらすぐに設定すると良いでしょう。
5GBを超える場合は、130円からの月額課金制でデータ容量を増やすこともできます。
iCloudに入れておけば、iPhoneを機種変更した場合でも、すぐに見たいデータを取り出せるのでとても便利です!
【iMovie】保存先を外付けハードディスクに変更する方法(Mac)
動画データはiCloudの他、お手持ちのハードディスクに保存するという方法もあります。
外付けハードディスクは大容量なものが多いので、動画データをたくさん保存したい方におすすめの方法です!
また、外付けハードディスクの場合は完全に自分で管理できるというメリットもあります。
ハードディスクに保存する場合はPC(Mac)が必要になりますが、保存の仕方はとても簡単ですよ。
手順①iMovieを終了する
まずは、編集中の動画を書き出します。右上の共有ボタンをクリックすると、ファイルの名前をつける画面が出てきます。
ファイル名を決めたら「OK」で書き出し完了です。書き出しの時点でも、iCloudを保存先に選ぶことができます。
動画を書き出したら、左上の「iMovie」を押すと出てくるメニューからiMovieを終了します。
手順②Finderから外付けハードディスクにデータをコピーする
Macに外付けハードディスクを差し込みましょう。
Macに認識されると、デスクトップに「HDD」や「リムーバブルディスク」などの四角いハードディスクのアイコンが出てくるので、ハードディスクのアイコンをクリックします。
外付けハードディスクのフォルダを開いたら、先ほど書き出した動画ファイルをマウスで掴んだまま、ドラッグ&ドロップしましょう。ポイっと動かすだけなのでとても簡単です!
手順③外付けハードディスクからコピーしたデータをクリックして確認する
ハードディスクのフォルダに動画がきちんと保存されているか確認します。
保存した動画データをクリックすると再生可能です。動画を再生してみて、作成した通りに正しく保存されているかどうかチェックしましょう!
これで動画データのコピーは完了です。
手順④元データを削除する
外付けハードディスクに動画の保存ができたら、Mac本体に保存されている動画ファイルを削除します。
動画ファイルを右クリックするとメニューが出てくるので、メニューから「ごみ箱に入れる」をクリックしてください。
紙をぐしゃっとする音が聞こえたら、データがごみ箱に入った合図です!
これで作成した動画データは、外付けハードディスクにだけ保存された状態になります。
【iMovie】保存先を変更するときの注意点
iMovieで作った動画のデータは、自分の好きな場所に変更することができます。
特に外付けハードドライブは、iPhoneやMac本体のデータ容量を圧迫しないのでおすすめです!
動画データの保存先を変更する際には、以下のポイントに注意するとより安心して使えますよ。
「iMovie ライブラリ.iMovielibrary」「iMovie Theater. theater」は移動できない
iMovieの動画データは、Finderの「iMovie ライブラリ.iMovielibrary」「iMovie Theater. theater」に格納されていると説明しました。
書き出した後の動画データは自分で変更ができますが、「iMovie ライブラリ.iMovielibrary」「iMovie Theater. theater」のフォルダの位置は変更できません。
移動・変更する前にMacのバックアップをしておくこと
Movieで作った動画データを外付けハードディスクに保存したり、iCloudに移動したりする前にMacのバックアップを行うと安心です。
バックアップを取っておくと、万が一動画データを無くしてしまったり、動画データが壊れたりした場合にも簡単に復元ができますよ!
Macのストレージ確認方法
動画制作で大変なのがデータの容量を確保することです。
動画ファイルはデータ量が大きいので、いざ保存しようとすると容量が足りない、なんてことも考えられます。
動画を作る前にiPhoneやMacのストレージを確認するのをおすすめします!
iPhoneの場合

「設定」アプリを開きます。設定アプリを開いたら、「一般」をタップしましょう。

一般を開いたら「iPhoneストレージ」という場所を探します。

「iPhoneストレージ」は、使っているiPhoneにどれくらいデータが入っているかを一目で確認できる画面です。
アプリや写真など、どのデータが多いのかも色分けしてあるので、動画制作や写真加工をする際に確認すると良いですよ。
確認してみてデータが一杯だった場合は、不要なアプリやデータを消す、iCloudのストレージを契約する、今回のように外付けハードディスクにデータを移すなどの対策を取ると良いでしょう。
Macの場合
次はMacのストレージ確認方法です!左上にいつも表示されいるリンゴのマークをクリックします。
クリックすると下に向かってメニューが出てくるので、「このMacについて」を選択しましょう。
Macについての情報が載っているウインドウが開いたら、「ストレージ」というタブを押します。
Macにあとどれくらいのデータを保存できるのか、視覚的に確認ができて分かりやすいですよ!
データの保存先を把握して動画を気軽に作ろう
iMovieで作った動画の保存場所と、保存場所を変更するやり方を解説しました!
iMovieは、iPhoneのタッチ操作やMacのマウス操作だけで簡単に映像が加工できるソフトです。
テンプレートや無料で使えるBGMなども揃っているので、iMovieだけでもおしゃれな雰囲気の映像が作れますよ。
一方で、動画はデータサイズが大きく、iPhoneやMacのストレージを圧迫しがちです。iPhoneやMacの容量が一杯になりやすいことが、動画制作で一番の悩みではないでしょうか?
作った動画はクラウドストレージサービスであるiCloudや、外付けハードディスクを活用してデータの保存場所を確保するのがおすすめです。
楽しく作った映像をコレクションしておしゃれにシェアするためにも、ストレージをうまく利用していきましょう!