しかも無料で使えるメールアドレスも取得可能で、このアドレスはiPhoneはもちろん、PCでも使えます。
今回は、iCloudで提供されるメールアドレスを確認する方法について解説してきます。
これから使ってみたいと思っている方やメールアドレスを忘れてしまった方は、ぜひ参考にしてみてください!
iCloudのメールアドレスってなに?
万が一のときに備えたバックアップなど、iPhoneを使ううえでiCloudはとても便利なサービスです。
そんなiCloudでは、実はメールアドレスを取得することもできるんです。
ほかにキャリアメールやフリーメールを使っている場合は意外と見落としがちですが、せっかく使えるので有効に活用したいですよね。
ここからは、iCloudのメールとは何なのかについて詳しく見ていきます。
メールサービスもとても便利なので、iCloudを使っている人はぜひ使ってみてください。
iCloudから無料で貰える「〇〇@icloud.com」アドレス
iCloudのメールアドレスとは、iCloudに登録したときにもらえるアドレスのことです。
Apple ID作成時に無料で取得可能で、iCloudへのログインなどに使用されます。
このメールアドレスは、ドメインが「@icloud.com」になっているのが特徴です。
作成は任意で、このアドレスを作らなくてもiCloudは利用できます。
取得しなくても利用可能ですが、無料で使い勝手の良いメールサービスなので、登録の際は取得しておくのがおすすめです。
別キャリアに機種変更しても使い続けられる
別キャリアに移行する場合、メールのドメインは必ず変更されます。
例えば、auからDocomoにキャリア変更した場合、ドメインは「@ezweb.ne.jp(もしくは、@au.com)」から「@docomo.ne.jp」に変わります。
@の左側、自分の好きな文字を設定できる「ユーザー名」の部分は引き継げますが、ドメインは変更必須です。
しかし、iCloudのメールアドレスは、キャリアを変更してもドメインは「@icloud.com」のまま利用できます。
しかも、ユーザー名も変更しなくてよいのです。
キャリアを変更してもユーザー名もドメインも全く同じメールアドレスを使えるので、引継ぎなどがとても楽になります。
この特性を活かして、普段あまり連絡を取らない人とやり取りするのに使うのもおすすめです。
また、iPhoneの「メール」アプリでやり取り可能なので、ビジネス用としても活用できますよ。
メールはiCloud内で管理されているから共有も簡単
iCloudで取得したアドレスでやり取りしたメールのデータは、iCloudの容量として管理されます。
なので、このアドレスを使ったからといって、キャリアメールやその他フリーメールの容量を気にする必要はありません。
ただし、iCloudの容量には注意する必要があります。
iCloudはバックアップや写真、ドライブ機能とメールで容量を分け合っているので、どれかをたくさん使っていて容量がいっぱいになっていると、メールを受信するスペースがなくなってしまうのです。
また、1日に送受信できるメッセージ数が、それぞれ1,000件までという制約もあります。
これらによく注意をして、快適に使っていきましょう。
iCloud内でメールを管理することには、ほかにもメリットがあります。
それは、異なるデバイス間での共有が簡単ということです。
iCloudのメールはiPhoneで受信可能なほか、PCのブラウザからも確認できます。
サイトにアクセスしてメールの項目をチェックするだけで簡単に送受信ができるので、外出先ではiPhone、自宅ではPCといった感じで使い分けるのもおすすめです。
iPhoneからiCloudのメールアドレスを確認する方法
iCloudのメールアドレスは取得しているみたいだけど、アドレスがわからないという人もいるのではないでしょうか。
ほかのメールを主に使っていると、このアドレスは忘れてしまいがちです。
ここからは、iPhoneを使ってiCloudメールの情報を確認する方法について見ていきます。
使いたいけどアドレスがわからないというときは、ぜひ参考にしてみてください。
手順①「設定」アプリから「iCloud」をタップする
まずはホーム画面の歯車アイコンをタップして、「設定」を開きます。
設定の画面内、もしくはApple IDの管理画面の中に「iCloud」という項目があるので、こちらをタップします。
ここからiCloudの細かい設定が可能です。
手順②1番下にある「メール」をタップして確認する
詳細が表示されているページに移動できたら、画面を下にスクロールさせてください。ドライブや写真などの設定項目一覧のさらに下にある「詳細」の中に「メール」という項目があるので、ここをタップします。
「メール」の中にはiCloudのアカウント情報やメールサーバー、詳細設定項目が表示されています。
ここに出てきた「@icloud.com」というアドレスが、iCloud用のアドレスです。
わからなくなった場合は、ここから確認しましょう。
iCloudのメールアドレスを確認したいのに「メール」が見つからない!
ここからは、iCloudのメールアドレスが見つからないときの対処方法について詳しく見ていきます。
「設定」の中をどれだけ探しても見つからない場合は、ぜひ参考にしてみてください。
原因はiCloudのメールアドレスが取得されていないから
iCloudのメールアドレスが見つからないのは、ほとんどの場合アドレスを取得していないのが原因です。
iPhoneでApple IDを作成するときに現在のアドレスを使用するか、それともiCloudメールを取得するかを選択します。
このときに「現在のメールアドレスを使用」を選択すると、iCloudのメールアドレスは取得できません。
メールアドレスを取得していないということはもちろん、メール機能は利用不可能です。
多くの場合メールアドレスを取得して利用開始するのですが、管理が面倒だと感じたり、新しいアドレスを考えるのが億劫な場合は飛ばしてしまっている可能性があります。
早く手続きを済ませたいと考えていた場合も、メールアドレスを取得せずに利用している可能性が高いです。
また、ほかの原因として、そもそもiCloudにサインインしていない、もしくはサインイン作業中に何かしらのエラーが発生しているということも考えられます。
このような場合は、iCloudにサインインする、もしくは一度サインアウトしてサインインし直してみてください。
この際、Apple IDとパスワードが必要になるので、あらかじめ確認しておくことをおすすめします。
「メール」からiCloudのメールアドレスを作成することも可能!
利用開始の際にiCloudメールのアドレスを作成していなかった場合でも、iPhoneの「設定」から作成可能です。「設定」の「メール/連絡先」から「アカウントを追加」に進みます。
この中の「iCloud」バナーをタップしてください。
ここでApple IDとパスワードを入力して、iCloudへとサインインします。iCloudの詳細画面に移動しますので、設定項目一覧の中から「メール」を探し出し、タップして反映させます。
そうするとアドレス作成案内が表示されるので「作成」をタップしましょう。
あとはメールアドレスを入力して作成完了です。
PCでiCloudのメールアドレスを確認する方法
iPhone、iPadユーザーならもれなく無料で使えるiCloud。
実はPCからでもサインインが可能です。
しかも、PCでもiCloudのメールアドレスを使用できます。
ここからはPCでiCloudのメールアドレスを確認する方法を見ていきます。
PCで活用したい場合はぜひ参考にしてみてください。
手順①「icloud.com」にログイン・「メール」をクリックする
PCからiCloudのメールアドレスを確認したい場合は、まず「icloud.com」にアクセスします。
iCloud
ブラウザからログインする場合に必要なのは、Apple IDとパスワード、そして確認コードです。
確認コードは現在利用中のiPhoneに送られてくるので、手元に置いておくと素早く確認できますよ。
手順②歯車マークをクリックする
無事にiCloudにログインできたら、ホーム画面の「メール」をクリックします。
するとメールの受信、作成画面に移動するので、左下の「歯車アイコン」をクリックして「環境設定」へと進んでください。
手順③「環境設定」をクリックして確認する
「歯車アイコン」の「環境設定」をクリックすると、メールの詳細な設定や状態の確認が可能です。
メールアドレスを確認したい場合は、環境設定画面の上部にあるタブの中から「アカウント」へと進みます。すると氏名やメールアカウントなど、アカウントの詳細が表示されますので、こちらから確認してください。
これでPCからiCloudのメールアドレスを確認する手順は終了です。
自分のメールアドレスって、意外と忘れがちですよね。
とっさのときに思い出せなくて焦ってしまうという経験をした人も、きっとたくさんいるでしょう。
可能であれば、メールアドレスは記憶しておくのが一番良いです。
しかし、それでも忘れてしまう可能性はあります。
なので、どうすればメールアドレスを確認できるのかは、ぜひとも覚えておきたいところです。
iCloudのメールアドレスを確認する方法は他にもある!
iPhoneやPCでは、それぞれでiCloudのメールアドレス確認方法があります。
また、これまでにご紹介したもの以外にも確認方法があるので、ほかの方法で確認したい場合はぜひこちらを参考にしてみてください。
方法①「名前、電話番号、メール」から確認する
「設定」アプリの一番上にある自分を名前をタップすると、「名前、電話番号、メール」の項目を選択できます。
実は、ここからでもiCloudのメールアドレスを確認可能です。
確認方法は以下の通りです。
「名前、電話番号、メール」から確認する方法
- 「設定」を開いて自分の名前の部分をタップ
- 項目一覧の中にある「名前、電話番号、メール」をタップ
- 「連絡先」の中に「@icloud.com」のアドレスがあるので確認
電話番号と一緒にメールアドレスを登録するサービスを利用するときなど、この画面だと一度に確認できるので便利ですよ。
方法②メールの「送信済み」から確認する
iCloudメールの「送信済み」画面からでも、自分のアドレスを確認することができます。
方法は、まず過去に送信したメールを、何でもいいので1つ選択しましょう。表示されたメールの詳細画面から、差出人という項目にある自分の名前をクリックしてください。
ここにアカウントに登録した名前やメールアドレスが表示されます。
この方法は、メール作成時にふと忘れてしまったときなどとっさに確認したいときに便利です。
注意!設定によっては表示されていないこともある
iPhoneの設定画面や、iCloudのメール送信済みからなど、自分のiCloudのメールアドレスを確認する方法はいくつかあります。
しかし、iPhoneやPCの設定やOSのバージョンによっては表示されないこともあるので注意してください。
iCloudのメールアドレスを絶対に忘れない方法はあるの?
メールアドレスは、絶対に忘れたくないものですよね。
万が一忘れてしまうと、メールが届いているのに気が付けなかったりします。
大切な連絡を見逃さないためにも、しっかりと管理しておきたいところです。
しかし、頭で記憶しているだけでは、思い出せなくなる可能性もあります。
ここからは、iCloudのメールアドレスを絶対に忘れたくない人必見の、おすすめのアドレス管理方法をご紹介しますよ。
「ユーザー辞書」に登録してしまう
「ユーザー辞書」にメールアドレスを登録するというのは、とても便利な管理方法です。
「ユーザー辞書」とはiPhoneの機能の1つで、よく使う単語を登録しておくと、メールやメッセージアプリ、ビジネス文書の作成を効率化できます。
ユーザー辞書への登録方法は、以下の通りです。
ユーザー辞書へ単語を登録する方法
こちらが、ユーザー辞書の登録画面です。
「単語」にメールアドレスを、「よみ」に呼び出すきっかけとなる文字列を登録してください。
この際、「よみ」はユーザー名の頭文字、もしくは「メールアドレス」などわかりやすいものを登録しましょう。
どんな「よみ」でメールアドレスを登録したのかを覚えておかなければ管理できませんよね。
なので、自分にとってメールアドレスと一番近しい言葉は何か、じっくり考えて決めてみましょう。
紙に書き出して保管しておく
手帳など、紙に書き出して保管するという方法も、メールアドレスを忘れない方法としてとても有効です。
アナログな方法ですが、スマホを紛失したり、PCが故障しても確認できるというメリットがあります。
ただし、当然ですが書き出した紙を紛失してしまっては確認できなくなってしまうので、管理はしっかりと行いましょう。
また、スマホやPCを使っていると、iCloud以外にもインターネットバンクや通販サイトなど、パスワードやユーザー名が必要になる場面が多いです。
なので、これらの情報をまとめて保管するために、新たに手帳を購入してみるというのもおすすめです。
また、紙に書き出すだけでなく、「ユーザー辞書」に登録などデジタルな方法とあわせて行うと、より効果的にアドレスを管理できますよ。
iCloudのメールアドレスを活用してみよう!
iCloudでは、Apple ID作成時に無料でメールアドレスを取得することができます。
特にiPhoneやiPadユーザーなら後からでも簡単に作成できるので、ぜひこの機会に利用してみてください。
また、iCloudに登録したメールアドレスを忘れてしまっても確認方法があるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。