― 脱・おばさん化のトリセツ Vol.4 ―笑ったときの自分の顔を見て「ほうれい線が目立ってる?」とギョッとした経験はありませんか?実は、ほうれい線の主な原因は、表情筋の衰えと表情のクセによるもの。加齢だけでなく、普段の顔の使い方も関係しています。

そこで今回は、ほうれい線を和らげるための「表情筋リセット習慣」を紹介します。

表情筋の衰えが「老け見え」の原因に

ほうれい線は、口周りの皮膚を支える筋肉(主に上唇挙筋・口輪筋など)の衰えによって、皮膚がたるむことで深くなります。特にマスク生活や無表情な時間が続くと、これらの筋肉を使う機会が減少。筋力が低下すると、肌を支えられずシワやたるみが目立つようになるとされています。

「笑筋」の簡単ストレッチで口角アップ

「笑筋」とは、笑顔をつくったときにえくぼの位置に働く筋肉。ここを意識的にストレッチすることで、口角が上がり、ほうれい線周りが引き締まる効果が期待できるのです。

(1)笑顔になった時にえくぼができるところに親指の腹を置く

笑顔なのに“老けて”見えてない? ほうれい線を和らげる「表情...の画像はこちら >>

(2)親指で顔を押さえ、軽く斜め上へ引っ張りあげて10秒間キープする

笑顔なのに“老けて”見えてない? ほうれい線を和らげる「表情筋リセット習慣」

これを“3回を目安”に毎日実践するだけ。表情筋の柔軟性が高まり、自然な笑顔が定着しやすくなります。

意識的な笑顔づくりで筋肉を活性化

さらに日常的に表情を意識的に動かすことも重要です。中でも笑顔は表情筋全体を使う複合的な運動で、筋肉の可動域を広げる効果があるといわれています。鏡の前で1日数回、口角をしっかり引き上げる笑顔を作るだけでも、筋肉の使われ方が変わります。これは“無表情による老け顔”の予防にも有効です。

ほうれい線の深まりは、単なる加齢ではなく筋肉の使い方による“生活習慣の影響”が大きいと言われています。日々のちょっとした習慣で、見た目年齢に大きな差が生まれることも。

ぜひ「表情筋リセット習慣」、今日から取り入れてみてくださいね。<text:ミミ 監修:上田夕子>

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