ももいろクローバーZが、2022年2月12日(土)13日(日)の2日間、ニッポン放送の人気ラジオ番組『ももいろクローバーZ ももクロくらぶxoxo』の番組イベント『ニッポン放送 ももいろクローバーZ ももクロくらぶxoxo ~バレンタイン DE NIGHT だぁ~Z!2022』(バレイベ)を、「さいたまスーパーアリーナ」にて開催した。
2月12日(土)<裏>公演スタート!
撮影:笹森健一オープニングはこれまでの10年間を振り返る特別映像でスタート。10年間支えてくれたリスナー&ファンへの感謝が伝えられ、この日の<裏>公演が“これまでのバレイベ10年の集大成”となることが発表された。
オープニング映像が終わるとともにメインステージ中央に姿を現した4人は、『stay gold』で疾走感あるロックサウンドを響かせた後、2曲目に『Z女戦争』を披露し、MCパートへ。
4人はリスナーと一緒に過ごす日を楽しみにしていると笑顔を浮かべた。さらに「いろんな意味でスペシャルなバレイベになります!」と話し、会場のボルテージを上げると、最新曲『BUTTOBI!』、そして『イマジネーション』を歌い上げた。
そして、これまでのバレイベを年表で振り返るトークコーナーへ。印象的だった出来事が紹介されるも「あんまり覚えてない(笑)」と言うももクロたち。そのため、前もってファンに募集した人気の高かったエピソードを映像で振り返った。
バレイベ名物、ソロLIVE
バレイベ名物のソロLIVEは、高城れにがトップバッター。リスナーが会場を紫に染め上げた会場の中心で『everyday れにちゃん』を笑顔いっぱいで披露。百田夏菜子&玉井詩織の“ももたまい”による『Ring the Bell』では、2人が見つめ合いながら、そして手を繋ぎながら歌い、仲の良さを見せつけた。
しっとりとした雰囲気からキュートな空気へと一変させたのは、佐々木彩夏の『だって あーりんなんだもーん☆』。センターステージだけでなく花道も縦横無尽に歩き回り、配信用カメラにもウインクを送るなど、佐々木らしいステージを繰り広げた。
スペシャルゲスト・和田アキ子が登場!

ソロLIVEが終わると、ビジョンには“THE LEGEND OF SOUL”の文字が。と同時に、10周年のスペシャルゲストである和田アキ子がステージに登場。
大歓声で迎えられた和田を前に百田は「ライブに来てくださるとは思わなかった」と驚いた様子。
和田は、TikTok内での総再生回数が4億回を超え話題となっている『YONA YONA DANCE』をももクロのメンバーとコラボ。ももクロがサビの部分が印象的な振り付けを披露しながら、ダンスで盛り上げた。
さらにコール&レスポンスで盛り上がる名曲『笑って許して』ではももクロと歌でコラボレーション。会場にももクロ4人の「アッコ~!」のコールが鳴り響いた。
最後は、名曲『あの鐘を鳴らすのはあなた』を熱唱。会場からは割れんばかりの拍手が鳴り響き、圧巻のステージとなった。
10年間で多く歌った曲をカウントダウン形式で歌唱
イベントもいよいよ後半戦。リスナーのボルテージが盛り上がると、再びライブパートへ突入。『労働讃歌』『Chai Maxx』『オレンジノート』を立て続けに歌唱。実はこの3曲は、これまでの10年間のバレイベで3番目に多くパフォーマンスされた曲。
“集大成”と銘打たれた<裏>公演にふさわしく、この10年間で多く歌われた曲をカウントダウン形式で歌唱するのだが、ももクロにとっても数多く歌ってきた曲には思い出がたくさんあるようで、MCでは「最初に歌った時は高校生だった」「印象が変わった」など、貴重なエピソードを語っていた。
続けて、2番目に多く歌ってきた『猛烈宇宙交響曲・第七楽章 無限の愛』『走れ! -ZZ ver.-』、そして、最後に10年間のバレイベで1番多く歌った『サラバ、愛しき悲しみたちよ』を披露。
拍手はももクロがハケた後も鳴りやまず、アンコールソング『ゴリラパンチ』へ。さらに、10年前の最初のバレイベでカバーした思い出の曲、松任谷由実の『Valentine’s RADIO』を披露。ステージのビジョンには10年前に同曲を歌っているメンバーの映像が映し出され、会場はしっとりとした雰囲気に。
最後にメンバーは「Happy Valentine!」「ありがとうございました!」とリスナーへの感謝の言葉を述べ、10周年の集大成を飾るバレイベ初日は幕を閉じた。
2月13日(日)<表>公演スタート!

12日に「“新たなバレイベ”が始まる」との告知があった通り、13日の<表>公演は「バレイベ」史上初となるショートドラマでスタート。「10年後からのメッセージ」と題された本作は、なんと控室からリアルタイムで撮影されており、ももクロの“10年後”の姿が映し出された。
リスナーの期待が最高潮になった瞬間、いつものoverture『ももいろクローバーZ 参上!!』が流れ、4人が登場。ももクロ飛躍の歴史をメタ的に歌った『ザ・ゴールデン・ヒストリー』が、11年目に向けての幕開けとなる1曲となった。
続いて『ゴリラパンチ』『stay gold』を披露し、MCパートへ。バレンタイン前日なので「本命チョコあげる人~?」とアンケートを取ったり、お馴染みの自己紹介があったりと、トークはいつもと変わらずリスナーとの交流を楽しむ和やかなものとなった。
そして、スクリーンに映った満月を背負い『月色Chainon』をドラマチックに歌い上げた後は、“新たなバレイベ”となる企画コーナーへ。
玉井プロデュース「スナック愛輪(あーりん)」がオープン
2人コンビで2組ずつ、プロデュース企画を展開するこちらのコーナーでは、まず玉井&佐々木ペアが、かねてから“酒やけした声”、“スナックのママのようだ”とリスナーの間で話題となっている佐々木を玉井がプロデュースし「スナック愛輪(あーりん)」をオープン。
スナックの客として登場したのは、サプライズゲストのドランクドラゴン。
続いては百田&高城ペア。百田が高城をプロデュースし、ニッポン放送の番組『百田夏菜子とラジオドラマのせかい』をステージで生披露することに。
百田がパーソナリティ役を務めるラジオで“10年前”のエピソードを募ると、ある女性(高城)から電話が。女性は10年前に女子高生にお金を貸したというエピソードを話すのだが、百田が「その女子高生は自分だ」と思い出し、10年越しの再会に大喜び。
後日お金を返すために待ち合わせた2人は、せっかくだからと百田の行きつけの店「スナック愛輪」へ訪れるのだった。別企画と思いきや、話は繋がっていたという展開。
百田&高城がカラオケで『アジアの純真』をデュエットしたほか、ももクロのライブにプライベートで参加している塚地が、声を出せないリスナー&モノノフたちのためにovertureの掛け声を披露する場面もあった。
「目指せ1000回!」
イベントも後半戦、再びライブパートへ。番組で募集した中からリクエストの多かった楽曲でセットリストが組まれ、立木文彦のナレーションが響き渡る『Z伝説~ファンファーレは止まらない~』、『黒い週末』といった勢いのある2曲から、卒業を控える学生たちに送る春ソング『Link Link』、最新曲『BUTTOBI!』、そして2018年のももクロ結成10周年を記念して発表された『クローバーとダイヤモンド』を力強く歌い上げた。
アンコールでは、オープニングのショートドラマの続きが演じられた。4人のもとに、モノノフから届いた花の差し入れに意味不明なことが書かれているメッセージカードも添えられていたのだが、言葉を入れ替えて全て合わせてみると“10年後もいっしょ”という言葉が浮かび上がり……。
その流れでアンコールソング『愛唄』へと進み、MCでは「10年後も、ももクロくらぶxoxoが続けばいいね」「目指せ1000回!」とこれからの10年への決意表明を語ったももクロ。
最後に『青春賦』をしっとりと歌い、記念すべき10年目のバレイベは感動に包まれたまま幕を閉じた。そして終幕後には、2023年のバレイベが2月11日(土)、12日(日)の2日間にわたって「横浜アリーナ」にて開催されることが発表された。
Information
ももいろクローバーZ 『ニッポン放送 ももいろクローバーZ ももクロくらぶxoxo ~バレンタイン DE NIGHT だぁ~Z!2022』
《開催日》2022年2月12日(土)13日(日)
《場所》さいたまスーパーアリーナ