あらゆるもののデジタル化が進み、便利だけれど少し窮屈に感じることもある現代。そんな中、あえてアナログな暮らしがしたいと考える人が増えているようです。

今回は、暮らしにアナログな製品を取り入れたり、毎日の家事や趣味の時間をアナログ化したりしているRoomClipユーザーさんの実例をご紹介します。



アナログな製品を暮らしに取り入れる

あえてアナログな製品を取り入れることで、心にゆとりが生まれたり生活の質が向上したりすることもあります。見ためがレトロでかわいいのも、アナログ製品が人気の理由です。まずは、手軽に取り入れられるアナログな製品を使用している実例をご紹介します。


■アナログ時計を取り入れる

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最近は時間もスマホでチェックしがちですよね。日ごろスマホやPCで酷使している目を少しでも休めるために、アナログ時計を取り入れてみては?ayuさんは、白い文字盤がおしゃれな木製のアナログ時計を壁にかけて使用しています。ぱっと壁に目をやるだけで時間が分かり、インテリアとしても素敵ですね。


■黒電話を使う

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撮影:nakamurasetunoさん


nakamurasetunoさんは、懐かしの黒電話を今も現役の電話として使用しています。黒電話は見た目がレトロでかわいらしいだけでなく、電源が不要なため災害時や停電時にも使用できるので安心。ジリンジリンという音が懐かしく、電話が鳴るたびに癒されるのだそうですよ。


■アナログの温湿度計を使う

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撮影:kariaさん


熱中症予防や体調管理の役に立つ温湿度計。kariaさんは、レトロなデザインが素敵なアナログ温湿度計を壁に設置しています。木目調なので、ナチュラルなインテリアにぴったりマッチしていますね。文字盤が大きめで見やすく、電池不要でエコなのも魅力です。



デジタル式から手書きに変える

忘れたくないものや大切な記録などを、データで保存するのではなく手書きで残す方も増えています。家計簿や予定共有ができる便利なスマホアプリもたくさんありますが、操作ミスや故障でデータが消えてしまうことも。

手書きで残していれば、そんな心配もありません。


■カレンダーで予定を共有する

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撮影:montarouさん


montarouさんは、家族の予定をカレンダーに書き込んで共有しているそう。カレンダーにパッと目をやればその日の家族全員の予定が把握できるので便利ですね。お気に入りのカレンダーを飾るのも楽しく、カレンダーをめくるたびに新たな気持ちで月のスタートが切れそうです。


■ホワイトボードに買い物リストを記入

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撮影:kuyanさん


kuyanさんは、冷蔵庫横に貼ったホワイトボードに次回買いたいものを記入し買い物に行く前に写真に撮っているのだそうです。キッチンで「これがない!」と思ったときにすぐに記入できるため、買い忘れの防止になります。手書きのメモだとなくしがちな方は、ホワイトボードを活用するといいかもしれません。


■ノートに家計簿をつける

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撮影:Azukiさん


Azukiさんは、ノートに手書きで家計簿をつけることを暮らしのルーティーンにしています。家計簿アプリもさまざまな機能がついていて便利ですが、ノートだと後で見返したときに全体を見わたすことができオススメだそう。お茶を入れてゆっくりと家計簿に向き合う時間が、いいリラックスタイムになりそうですね。


■手書きのパスワード帳を作る

あえて時間をかけて、丁寧に。アナログな生活のすすめ
撮影:waniwaniさん


ECサイトやSNSなどが普及した今、厄介なのがそのパスワード管理。便利なアプリもありますが、情報漏洩や端末の故障などが起きないとも限りません。waniwaniさんは、キャンドゥで購入したパスワード管理帳にパスワードをまとめて記録。紛失さえ気をつければ、個人情報が誰かの手に渡る心配もありませんよね。



アナログな暮らしを楽しむ

最後に、あえてアナログな道具や機械を使って趣味の時間を楽しんでいる実例をご紹介します。アナログなツールを取り入れることで、何気ない日常をより味わい深く濃い時間に変えることができますよ。


■写真をプリントしてアルバムにする

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撮影:sさん


sさんは、美しくアレンジされたお花の写真をプリントし、アルバムに見やすく収納しています。スマホで見返すよりも、お花のいきいきとした様子が伝わってくるようです。好きなものであふれたアルバムをゆっくり見返すひとときが、癒しの時間になりそうですね。


■チューナーでラジオを受信する

あえて時間をかけて、丁寧に。アナログな生活のすすめ
撮影:mtmtさん


毎日寝る前に、スマホではなくチューナー経由でFMラジオを聴く時間をつくっているmtmtさん。あえて自分でツマミ調整をする、古いタイプのチューナーを選ばれました。昔ながらのラジオの音を聞くたびに、懐かしく幸せな気持ちに包まれそうですね。


■レコードプレーヤーで音楽を聴く

あえて時間をかけて、丁寧に。アナログな生活のすすめ
撮影:kouchanmamaさん


kouchanmamaさんは、レコードプレーヤーで1日に1度はレコードをかけているそうです。自分で針を落とさなければ聴けない音楽を聴く時間は、より味わい深く特別なもの。CDやスマホには出せない自然で柔らかな音質も魅力です。深みのある音やより迫力のある音を味わいたい方にオススメです。


■マッチでお香を焚く

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撮影:sokatanさん


今はあまり使われることのなくなったマッチを使い、常滑焼の茶香炉でお茶を焚いているというsokatanさん。マッチを擦るときの音や香りが懐かしく、温かな気持ちにさせてくれます。デジタルなものであふれる現代にあえて昔のものを使うことで、時間の流れをゆっくりと感じることができそうです。

効率を重視するあまり時間の流れを感じる余裕がなくなってしまった私たちに、アナログな暮らしはホッととできる時間を与えてくれそうですね。今回ご紹介した実例を参考に、アナログな生活を始めてみてはいかがですか。



執筆:osae