10年間子供たちに伝えた「お片づけルール」をご紹介!
整理収納アドバイザーFujinao(フジナオ)です。
我が家は中学生、小学生の息子が2人。
私が片づけの資格を取ったのは子供たちがまだ幼児の頃でした。
それから自分の家はもちろん、お客様のお家も沢山片づけさせていただきながら息子たちにも片づけの基本を伝え続けること約10年。
今では息子たちもある程度、片付けが習慣化している状態です。
ですが、実は息子たちに伝え続けたことは至ってシンプルなことばかり。
今回は片づけのプロがこの10年間子供たちに伝え続けた「お片づけルール」を5つご紹介いたします。
①毎日の片づけの鉄則は「プチリセット」
子供が小さいと片づけたそばからおもちゃを引っ張り出されてしまい、「24時間ずーっと片付けに追われている!」という感覚になりますよね。
子供にとっては、目一杯散らかして遊ぶのも大切な仕事です。
ですが、そのまま散らかしっぱなしが習慣化してしまっては困りますよね。
そこで我が家で取り入れていたのが「プチリセットタイム」です。
幼稚園や保育園などは先生がお片づけの歌を歌って「ちょっとしたお片づけの時間」をこまめに取り入れています。
我が家でも同じように「ご飯を食べる前」「外出する前」「寝る前」などの「次の行動に移る前」にサッと片付ける習慣をつけるようにしていました。
あまりひどく散らからないうちに片づけタイムが入るので、一回の片づけは3~5分くらい。
ハードルが低い片づけなので子供達も片付けに苦手意識を持たずに成長することができました。
小中学生になった今は幼児期ほどおもちゃを散らかさないため寝る前一度だけの片づけになりましたが、就寝前になると自然と片付けを始めてくれるので私もとても楽です。
②「ちょい置き」撲滅平面ルール
どんどん増える子供のモノ。
気を抜くとテーブルやキッチンカウンターの上まで侵食してきますよね。
そうなってしまったら際限なくモノが置かれてしまいます。
そこで我が家では「平面には極力モノを置かない」ルールにしています。
キッチンカウンターは電気ケトル以外置かないのがデフォルトの状態。
一時的に風邪薬や次の日に忘れずに持っていくための書類などが出ていたりすることもありますが、ここが定位置のモノは基本的にはありません。
テーブルの上もティッシュや消毒スプレーなどの最低限のモノだけ。
平面は何もなくスッキリとしているのが基本の状態なので上記のプチリセットタイムにもモノが出っ放しだととても目立ち、片づけ忘れることがありません。
③長期休みはモノと向き合う時間を取る
夏休みや冬休み、春休みなどの長期のお休みの時には学校で使う道具を持ち帰ってくるので子供にも足りないモノなどの点検をしてもらいます。
ランドセルや筆箱を拭き掃除したりして綺麗にしてあげることで愛着も湧いてきます。
自分が使う道具をメンテナンスする楽しさをランドセルや筆箱を通して学ぶことができました。
また、進級、進学を控える春休みはお部屋の中の見直しにぴったり。
教科書やノート、もう使っていないおもちゃなどを手放すことで気分新たに新学期を迎えることができました。
④楽しいことの前に「卒業」ルール
クリスマスや誕生日など、必ずモノが増えるとわかっている時にはプレゼントをもらう前に置き場所を考えます。
もしもおもちゃの置き場所に既にモノがいっぱいあるのならば、新しいおもちゃのために手放すおもちゃを選びます。
おもちゃをもらう「前に」というところがポイント。
子供は欲しいモノをお迎えするワクワクした気持ちでもう使っていないおもちゃから卒業することができます。
⑤人生において、空間も時間も有限
これは子供たちに言葉で伝えていることなのですが、人の時間は有限です。
そして自分が抱え込むモノの量によって奪われる時間も変わってきます。
ですからモノだけではなく自分の人生の時間も大切にして欲しい。
勇気をもって手放す選択肢をすることも人生では必要なことだよ、ということを伝え続けています。
最後に、片づけのプロとして親の姿勢で大切だと思われることをお伝えしたいと思います。
「おはよう」の挨拶をしない親を見ていて自主的に朝の挨拶を始める子供は少ないと思います。
やはり親は、子供の鏡です。(もちろん大人になる過程で反面教師になる場合もありますが)
親は、「散らかっている状態がいつもの状態」になってしまわないように、部屋の中をある程度片付け続けることが大切です。
また、親が全部手を出しすぎて子供の片づけの成功体験を奪ってしまわないようにしましょう。
おもちゃの片づけから始めて自分の部屋の片付けはある程度任せてみるなど、年齢に合わせてお片づけのハードルを変えてお子さんのお片づけ力を育ててあげてくださいね。
参考になれば幸いです。
整理収納アドバイザーFujinao(フジナオ)でした。