フィオレンティーナはイタリア代表FWフェデリコ・キエーザの流出を阻止するために、同選手に現年俸の2倍となる金額を用意しているようだ。9日、イタリア紙『ラ・レプッブリカ』が報じている。
父であるエンリコ・キエーザ氏の名に恥じぬ活躍を見せ、セリエA屈指の期待の新星としてイタリア代表でも大きな期待を寄せられている。キエーザ。21歳ながら、フィオレンティーナではチームで最も代えの利かない選手となっている。
そのキエーザだが、かねてからユベントスへの移籍が噂され続けている。キエーザとユベントスは相思相愛とも言われており、マウリツィオ・サッリ監督も獲得を熱望していると報じられてきた。
しかし、フィオレンティーナの新オーナー、ロッコ・コミッソ氏はユベントスへの売却を検討すらしていないようだ。同クラブは350万ユーロ(約4億1300万円)+ボーナスの条件で、キエーザとの契約更新を目指しているようだ。この金額は現在同選手が受け取っている年俸の約2倍になるという。また、契約には、契約解除金も盛り込まれる見込みで、正確な金額は明らかとなっていないが、9000万ユーロ(約106億2000万円)ほどになるようだ。
2022年6月までフィオレンティーナとの契約を残しているキエーザ。フィオレンティーナはこのタイミングで契約を更新し、ユベントスへの流出を避けることができるのだろうか。