いよいよ20/21シーズンのプレミアリーグが開幕を迎える。
かつて「ビッグ6」がリーグを席巻した時代もあったが、もはやその言葉さえも死語となり、いまやどのクラブが上位に入ってもおかしくない状況にあることは、少なくともシーズンが始まる前からでも言及できることだろう。
今回は特に注目が集まる8クラブについてのプロフィールをご紹介したい。

リバプール
加入選手
コスタス・ツィミカス
補強必要ポジション
バックアップセンターバック
クリエイティブなインサイドハーフ
強み
カウンターアタック
プレッシング
弱み
プレーメイクできる選手の不在
スターティングイレブンへの依存
今シーズンも視界良好、唯一気になる点はクリエイティブなミッドフィルダーを迎え入れることができるかどうかだ。

マンチェスター・シティ
加入選手
ナタン・アケ
フェラン・トーレス
補強必要ポジション
左サイドバック
バックアップゴールキーパー
強み
選手層の厚さ
ポゼッション
プレーメイク
弱み
守備のオーガナイズ
ダビド・シルバに代わる人材の発掘
今シーズンも的確な補強でチームをアップグレードした印象。ダビド・シルバの退団によって失う戦力をカバーすることはできるだろうか。

マンチェスター・ユナイテッド
加入選手
ドニー・ファン・デ・ベーク
ディーン・ヘンダーソン
補強必要ポジション
右ウイング
左サイドバック
強み
中盤の選手層
プレーメイク
ゴールキーパーのローテーション
弱み
攻撃に貢献できるサイドバックの不在
経験値豊富なリーダーの不在
ファン・デ・ベークの加入によって、魅力的な中盤が完成しつつあるユナイテッド。攻撃を得意とするサイドバックを手に入れればより完成形に近づくだろう。

チェルシー
加入選手
ティモ・ヴェルナー
ハキム・ツィエク
カイ・ハフェルツ
チアゴ・シウバ
ベン・チルウェル
マラング・サール
補強必要ポジション
ゴールキーパー
強み
攻撃陣の選手層
有望な若手選手
白熱するポジション争い
弱み
ゴールキーパー
新加入選手たちの順応
大型補強連発のチェルシーにはかつてない期待がかかっている。王者奪還を虎視眈々と狙うが、ゴールキーパーのテコ入れも考えなければならない。

トッテナム・ホットスパー
加入選手
ピエール・エミール・ホイビュルク
マット・ドハーティ
ジョン・ハート
補強必要ポジション
バックアップセンターバック
バックアップストライカー
プレーメーカー
強み
フィニッシング
カウンターアタック
チームの化学反応
弱み
ハリー・ケインの代役
センターバックの選手層
モウリーニョ体制2年目のトッテナムはディフェンスラインに不安は残るものの全体的にチーム強化ができた印象がある。

アーセナル
加入選手
ウィリアン
ガブリエル・マガリャンイス
ウィリアム・サリバ
補強必要ポジション
攻撃的ミッドフィルダー
強み
有望な若手選手
ミケル・アルテタの哲学
弱み
ピエール・エメリク・オーバメヤンへの過度な依存
チャンスメイクできるミッドフィルダーの不在
アルテタ就任以降、着実に力を付けているアーセナル。今シーズンこそチャンピオンズリーグ出場を狙えるか。

レスター・シティ
加入選手
ティモシー・カスターニュ
補強必要ポジション
ローテーションできる攻撃陣
ウイング
強み
強固なバックライン
カウンターアタック
弱み
アウェイゲームの仕上がり
ジェイミー・バーディーへの過度な依存
昨シーズン惜しくもチャンピオンズリーグ出場を逃したが、過去最高の実力値を秘めていることは確か。今シーズンもバーディーの躍進に期待。

ウォルバーハンプトン
加入選手
ファビオ・シウバ
フェルナンド・マルカル
ヴィトール・フェレイラ
補強必要ポジション
右サイドバック
新たなミッドフィルダー
強み
ゲームへの適応性
カウンターアタック
チームの化学反応
弱み
選手層
ビルドアップ
今シーズン加入した新進気鋭の若手ポルトガル人がどこまで通用するか注目だ。