明治安田生命J2リーグのギラヴァンツ北九州は23日午前、小林伸二監督兼スポーツダイレクターが来季も指揮を執ることを公式発表した。

 小林伸二氏は2016年に清水エスパルスの指揮官に就任すると、J2リーグを勝ち点84の2位で終え1年でのJ1リーグ昇格というクラブ目標を達成。

翌2017シーズンには厳しい残留争いに巻き込まれたものの、14位で終えている。その後、昨年に監督兼スポーツダイレクターという肩書きでギラヴァンツ北九州に招へい。就任1年目にしてJ3リーグ優勝を果たし、クラブ史初となるJ2リーグ昇格へ導くと、今季もシーズン中盤まで徳島ヴォルティスアビスパ福岡、V・ファーレン長崎とし烈なJ1昇格争いを繰り広げていたものの勝ち点65の5位で終えている。

 同監督は2021シーズンもギラヴァンツ北九州を率いることについて「来季もギラヴァンツ北九州で指揮が執れることを大変嬉しく思います。今年以上にしっかり取り組んで、レベルアップしたチームづくりをできるようにしていきます。引き続きご支援・ご声援のほど、よろしくお願いいたします」とクラブ公式サイトを通じて意気込みを語っている。

 自身の監督キャリアにおいて大分トリニータモンテディオ山形、徳島ヴォルティス、清水エスパルスの4クラブをJ1リーグ昇格に導いたことから、“昇格請負人”という異名をとる小林伸二氏は来季、ギラヴァンツ北九州でもその確かな手腕を発揮して5クラブ目となるJ1昇格を狙う。