明治安田生命J1リーグの清水エスパルスを率いた過去を持つゼムノビッチ・ズドラブコ氏が12日、兵庫県相生学院高等学校の指揮官に就任した。

 元日本代表監督のイビチャ・オシム氏と親交が深いゼムノビッチ氏はユーゴスラビア国内を率いた後、1995年に鳥栖フューチャーズでコーチを務めている。

そして1999年から清水エスパルスの下部組織で指導にあたると2000年にトップチームの指揮官に就任。2001シーズンに天皇杯のタイトルをもたらしていた。清水エスパルスには2008年までテクニカルアドバイザーとして携わると、昨年は明治安田生命J3リーグのFC岐阜をシーズン途中まで率いていた。

 一方、相生学院高校は2012年に創部。2015年に高円宮杯U-18サッカーリーグ兵庫県東播リーグ3部Aに出場した実績を持っており、現在は淡路島を拠点にトレーニングに励んでいる。Jリーグで実績を残した指揮官が高校サッカーのカテゴリーでどのような指導を行い、チームの底上げを図るのか注目が集まる。

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