明治安田生命J1リーグのサンフレッチェ広島は今冬に柏レイソルからブラジル人FWジュニオール・サントスを完全移籍で獲得しているが、取引内容の一部が明らかになっているようだ。6日、ブラジルメディア『O POVO』が伝えている。

 ジュニオール・サントスは2019年夏にカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のフォルタレーザECから柏レイソルへ完全移籍により加入したものの、わずか3試合の先発出場にとどまっていた。しかし、昨夏に横浜F・マリノスへ期限付き移籍により加わると公式戦18試合で先発メンバーに名を連ねて13ゴールと本来のパフォーマンスを発揮。昨季終了後に期限付き移籍満了により柏レイソルに復帰した後、サンフレッチェ広島へ完全移籍により加入している。

 同選手の取引内容について、ブラジルメディア『Diario do Nordeste』は今年1月にフォルタレーザECは柏レイソルにジュニオール・サントスを売却する際、保有権の25%を持つという条項を盛り込んでいたと伝えていた。そして『O POVO』は今月中にフォルタレーザECに30万ドル(約3300万円)を受け取ると伝えていることから、サンフレッチェ広島は柏レイソルに対して約1億3000万円を支払ったものとみられる。

 なお、ジュニオール・サントスは今季ここまでリーグ戦3試合で先発出場して2ゴールをあげている。

ブラジル人FWレアンドロ・ペレイラの後釜としてチームに加わった同選手の決定力に引き続き期待が寄せられる。