明治安田生命J2リーグのV・ファーレン長崎に所属するブラジル人MFウェリントン・ハットは、今月17日に行われたJ2リーグ第23節・ギラヴァンツ北九州戦で2ゴールをあげ、チームの勝利に貢献している。そんなウェリントンのコメントをブラジルメディア『LANCE!』が21日に伝えている。

 現在29歳のウェリントンは、2019年12月にセリエC(3部相当)フェロヴィアリオACへ加わると本職の左ウイングで頭角を現し、昨年10月にカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のアトレチコ・ゴイアニエンセへ加入。シーズン途中での移籍ではあったものの、昨季に公式戦13試合で先発出場するなどブレイク。そして今年3月にV・ファーレン長崎へのレンタル移籍が決まると、5月からチームに合流している。

 同選手は5月23日に行われたJ2リーグ第15節・ファジアーノ岡山戦でデビューすると、以降は主力としてギラヴァンツ北九州戦までのリーグ戦全試合で先発出場していた。そして、ギラヴァンツ北九州戦では前半5分に先制ゴールをマーク。後半開始早々にもネットを揺らすなど、鮮烈なパフォーマンスを披露している。

 ウェリントンはギラヴァンツ北九州戦について「チームが勝利を後押しできた自分自身のパフォーマンスにとても満足しているね。とても難しい試合だったけど、我々は組織としての戦い方を理解していたし、自分たちのやり方からゴールを奪うことができたよ」と振り返っている。

 そして、今後の目標について質問を受けると「個人的にここまで良い結果を残しているけど、大事なのはチームが成功することだ。我々はJ1リーグ昇格を目指して戦っているし、そのために結果を求めている。達成するのが難しい目標であることは分かっている。だけど、我々は一戦ごとに目の前ある試合に集中するよ」とJ1リーグ昇格を目指して戦う姿勢を見せた。