2021年の天皇杯(JFA第101回全日本サッカー選手権大会)でJ1のサンフレッチェ広島を5-1で下して話題となった関西サッカーリーグ1部(5部相当)のおこしやす京都ACは8月19日、チームに所属するMF寺田紳一のシーズン途中での現役引退を発表した。

 ガンバ大阪横浜FC栃木SCJリーグ通算311試合に出場してきた寺田は「シーズン途中ではありますが、現役を引退しチームを離れることになりました。

このようなタイミングでチームやチームメイトには迷惑をかけることになりますが、昇格できることを陰ながら応援しています。おこしやす京都ACを応援していただいているファン、サポーターの皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました」と、クラブ公式サイトを通してコメントを残している。

 G大阪の下部組織出身である寺田は2004年にトップチームに昇格。持ち前のテクニックを武器に着実に出番を掴み、J1リーグ優勝やヤマザキナビスコカップ(現YBCルヴァンカップ)、天皇杯など多くのタイトル獲得を経験。2008年にはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)を制覇し、FIFAクラブワールドカップにも出場。

準決勝では欧州王者のマンチェスター・ユナイテッドを相手にプレーした。その後、横浜では長らく10番を背負ってプレーし、栃木でのプレーを経た2020年からは、おこしやす京都でプレーしていた。

 尚、当メディアでは寺田へ独占インタビューを行っており、上記のマンチェスター・ユナイテッド戦の舞台裏の話など、ざっくばらんにお話しいただいていた。ロナウジーニョか寺田紳一か?笑顔の似合うファンタジスタにはセカンドキャリアでも楽しんでもらいたい!

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