かつて京都サンガに所属していたMF奥川雅也(25)は、ブンデスリーガのアルミニア・ビーレフェルトで好調を維持していた。しかし、クラブが残留争いに巻き込まれる中で負傷離脱の可能性があるようだ。

6日、ドイツ紙『Neue Westfälische』が伝えている。

 同選手は昨年1月末にオーストリア1部の強豪レッドブル・ザルツブルクからビーレフェルトへ移籍。昨季終盤からレギュラーに定着すると、今季もここまでリーグ戦25試合中23試合で先発出場。トップ下を主戦場としているが、直近数試合はサイドで起用されている。また、先月19日開催のブンデスリーガ第23節・ウニオン・ベルリン戦では今季8ゴール目をマークし、チームの勝利に貢献。ブンデスリーガ残留を果たすためのキーマンとして大きな期待を受けていた。

 そんな奥川雅也は今月5日の第25節・アウクスブルク戦でキックオフ直後に相手選手のタックルを受けて右足を痛めたものの、67分までプレーを続けていた。しかし『Neue Westfälische』の報道によると、フランク・クラマー監督はハーフタイムの時点で奥川雅也の途中交代を検討していたとのこと。また、同選手はアキレス腱を負傷した可能性があるほか、指揮官は13日開催の第26節・ボルシア・ドルトムント戦での起用可否について明言を避けたという。

 また、奥川雅也と同じく攻撃陣の中心選手であるオーストリア人MFパトリック・ヴィマー(20)も負傷により67分で途中交代。ヴィマーに関してもドルトムント戦欠場の可能性があるようだ。

 なお、ビーレフェルトはアウクスブルク戦で0-1と敗れたことにより15位に転落。

勝ち点を25から上積みできず、2部自動降格圏の17位VfBシュツットガルトからわずか3ポイント差となっている。