ついに明治安田生命Jリーグでも各チームのベストメンバーが揃いそうだ。政府が3月1日から新規入国者の規制を緩和したことで、新外国選手の来日が可能となり、監督や選手の合流の発表が増えてきた。

すでにチームに加わっている者から今後加わる者まで、2022シーズン新たにJ1リーグに加わる新外国籍監督、選手をまとめていく。

来日続々!J1リーグ新外国籍監督&選手11名

レネ・ヴァイラー監督(鹿島アントラーズ

鹿島アントラーズでは、クラブ初となる欧州出身の監督がついに来日。スイス出身のレネ・ヴァイラー監督。クラブが公式SNSで3月11日に来日を発表し、15日からチームに合流予定となっている。問題がなければ、19日に行なわれる第5節の湘南ベルマーレ戦から采配を振るう。

アーラウ(スイス)を1部昇格させ、RSCアンデルレヒト(ベルギー)アル・アハリ(エジプト)をリーグ優勝に導いた実績十分な同監督。リーグ戦は5試合を終えて3勝2敗とまずまずの戦績の岩政大樹監督代行からバトンを受け取り、鹿島を優勝争いに導けるだろうか。

ミヒャエル・スキッベ監督(サンフレッチェ広島

すでに3月1日に来日し、早速6日のヴィッセル神戸戦で指揮を執ったサンフレッチェ広島のミヒャエル・スキッベ監督。同試合は1-1のドローに終わったが、終盤に追い付きさらに猛攻を仕掛けるなどまずますのスタートを切った。

ボルシア・ドルトムント、アイントラハト・フランクフルト(ドイツ)、ガラタサライ(トルコ)、ギリシャ代表などで監督を歴任。それを広島のチームに還元し「ぶちあつ」いサッカーを見せたい。

来日続々!J1リーグ新外国籍監督&選手11名

MFダヴィド・モーベルグ(浦和レッズ

浦和レッズがチェコの名門スパルタ・プラハから獲得したスウェーデン代表歴を持つレフティー、ダヴィド・モーベルグ。悩めるチームの救世主となる。

サンフレッチェ広島とアビスパ福岡でプレーした同胞のDFエミル・サロモンソンと仲が良くJリーグの情報もしっかりと取得。妻と子供とともに来日(3月4日)しており、間違いなく馴染みやすい環境となっている。

10日に加入会見を行ない、早期のメンバー入りもありそうだ。

来日続々!J1リーグ新外国籍監督&選手11名

FWオ・セフン(清水エスパルス

韓国期待の193cmの高さを誇るストライカー、オ・セフン。蔚山現代(韓国)で19試合に出場して7ゴール1アシストを記録し巧みなポストプレーを強みとしている。

3月12日時点で来日の情報はないが、新戦力が清水エスパルスに加わる時は近づいている。

来日続々!J1リーグ新外国籍監督&選手11名

DFマテイ・ヨニッチ(セレッソ大阪

2017~20年にセレッソ大阪に在籍し、4年間でJリーグ優秀選手賞を3度受賞した実力者マテイ・ヨニッチが帰還。上海申花(中国)から2年ぶりにC大阪に復帰し、3月10日からトレーニングに合流している。

センターバックの層に不安があり守備が安定していないC大阪にとって、大きな補強となるのは間違いない。

FWジェアン・パトリッキ(セレッソ大阪)

セレッソ大阪待望の選手がもう1人、ブラジルの名門サンパウロの下部組織出身で、サンタ・クララ(ポルトガル)から獲得のジェアン・パトリッキがついにチームに加わりそうだ。クラブからの発表はないものの、SNSによると来日した様子。

前線の複数ポジションをこなせるため、どこで起用されるかも注目。1月7日に行なわれたスポルティング戦では1得点1アシストを挙げており、C大阪で課題の得点力を解消してくれる存在になるかもしれない。

来日続々!J1リーグ新外国籍監督&選手11名

DFリカルド・グラサ(ジュビロ磐田

東京五輪のU-24ブラジル代表の一員であり、ヴァスコ・ダ・ガマ(ブラジル)でレギュラーを張っていたリカルド・グラサがジュビロ磐田に。東京五輪での出場はなかったが、1対1に強く連携が向上すればJ1リーグでも屈指のセンターバックとなる可能性をもつ。

3月12日時点で来日の情報はないが、実戦で見られるのが楽しみな1人だ。

MFドゥドゥ(ジュビロ磐田)

ヴィラ・ノヴァ(ブラジル)からジュビロ磐田に加わったドゥドゥ。フルネームはルイス・エドゥアルド・フレウリ・パシェコといい、おもにCH(センタハーフ)でプレーでしているプレーヤー。

セリエC(3部)優勝、セリエB(2部)昇格に大きく貢献しており、中盤の強度を上げてくれうる存在だ。ただし、3月12日時点で来日の情報はない。

来日続々!J1リーグ新外国籍監督&選手11名

DFクォン・ギョンウォン(ガンバ大阪

アル・アハリ(UAE)、天津権健足球倶楽部(中国)、城南FC(韓国)などでプレーし国際経験が豊富なクォン・ギョンウォン。韓国代表として20試合に出場経験があり、188cmの高さを持つセンターバックだ。

3月12日時点で来日の情報はないが、ガンバ大阪は失点が増えてしまっているだけにかかる期待は大きい。

MFダワン(ガンバ大阪)

サンタ・リタ(ブラジル)から期限付き移籍でガンバ大阪に加入したダワン。ジュベントゥージ(ブラジル)でCHとしてレギュラーを務めていた。

SNSで3月9日にブラジルのグアルーリョス国際空港、10日にUAEのドバイ国際空港にいる様子を挙げており、公式の情報はないものの来日の時は近そうだ。

来日続々!J1リーグ新外国籍監督&選手11名

GKマイケル・ウッド(京都サンガ)

アルメレ・シティ(オランダ2部)から、196cmの高さを誇りシュートストップやクロスへの対応に自信を持つ正守護神候補マイケル・ウッドが京都サンガに加わった。U-24ニュージーランド代表として東京五輪に出場し、U-24日本代表を無失点に抑えている。

3月6日に来日し、8日から練習に合流。3月下旬のカタールW杯オセアニア予選は辞退し、チームでの活動に専念する予定となっているため、チームに馴染むのは早そうだ。

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