かつて川崎フロンターレや北海道コンサドーレ札幌、横浜F・マリノスでプレーしていた東京五輪日本代表MF三好康児は、今季限りでベルギー1部ロイヤル・アントワープを契約満了により退団すると現地で報じられている。
三好は2019年8月からアントワープでプレー。
しかし同選手は昨年10月2日のリーグ戦で左膝前十字靱帯を損傷し、長期離脱。今年4月に全体トレーニングに合流し、5月中の復帰が予想されていた。ただ今月4日の今季最終戦で負傷離脱後初めてベンチ入り。クラブ・ブルッヘのトップチームに帯同中のMF本間至恩が終盤に同点ゴールをあげる中、試合終了までベンチで戦況を見つめていた。
三好の去就については、昨年10月の時点でベルギーメディア『VOETBAL』が「ファン・ボメル監督のもとで重要性が増しているため、当然ながら契約延長を夢見ることもできる。
また先月には「契約満了に近づいている。アントワープはここ数年、契約満了による選手流出が続いている。アントワープ幹部はシーズン終了後、急いで彼と契約延長交渉をする必要がある」と、移籍金ゼロでの退団阻止を目指す可能性があることを伝えていた。
しかしベルギーの地元紙『GVA』はクラブ・ブルッヘ戦後に「三好の契約は今年6月末で満了となるが、アントワープでの新たな約束はありそうもない」と報道。三好本人も試合後のインタビューで「素晴らしい4年間でしたが、今シーズンが最後になると思います。
「クラブの激しい変化を見てきました。毎年新しい監督がいて、多くの選手が来ては去っていくのを見てきました。彼らと共に成長できたことを嬉しく思います。ファンのみなさん、そしてチームメイトのみんな……ここは本当に特別なクラブです。このような結末を迎えられて幸せです」と、感謝の思いを伝えている。