ジェフユナイテッド市原・千葉が保有するブラジル人FWマテウス・サウダーニャは、MF本田圭佑の古巣であるアゼルバイジャン1部ネフチ・バクーへ期限付き移籍。しかしここに来てインド国内クラブがサウダーニャの獲得に乗り出していると、現地で報じられている。

 サウダーニャは2021年1月に当時ブラジル1部のECバイーアから千葉へ移籍。しかしスタメンでの出場機会を確保できず、昨年8月に中国1部・成都銭宝足球倶楽部へ期限付き移籍。成都銭宝をわずか数カ月で退団すると、今年1月に1年レンタルによりネフチ・バクーへ加入。ネフチ・バクーでは2022/23シーズンの国内リーグ戦ほぼ全試合スタメンで5ゴールをマークするなど、本来のパフォーマンスを見せていた。

 そんな中、インド国内の移籍情報を扱う『ISL & I-League Transfer News』は「インド2部ラジャスタン・ユナイテッドがレンタル移籍でのサウダーニャ獲得にむけて、千葉と交渉している」とリポート。「加入実現となれば、ラジャスタンにとって大規模な契約となるだろう」と、大物選手として迎え入れる可能性も伝えている。

 ラジャスタンは2021年にインド2部リーグ参戦を果たしたクラブ。2022/23シーズンのインド2部では、3部降格圏内の11位ケンクレから勝ち点8差の9位に終わっている。

 なおサウダーニャと千葉の契約内容については、ブラジル紙『O DIA』が昨年1月に「2024シーズン終了後までの3年契約、1年間の契約期間延長オプション付き」と報じている。