元ジュビロ磐田所属選手の日本代表DF伊藤洋輝は、ブンデスリーガ(ドイツ1部)VfBシュツットガルトでプレー。オランダ1部アヤックス移籍の可能性が報じられる中、シュツットガルト幹部が同選手の去就に言及した。
英メディア『スカイスポーツ』ドイツ版は今月5日、アヤックスが移籍金1200万ユーロ(約18億8000万円)のオファーを却下されたことを伝えた上で、「アヤックスはシュツットガルトに再度オファーを提示する」とリポート。
オランダ紙『テレグラーフ』は、伊藤がアヤックスへ移籍した場合に序列について「(17歳でセンターバックを本職とする)DFジョレル・ハトの控え」と伝えていた。
一方、シュツットガルトのファビアン・ボールゲムートSD(スポーツディレクター)は先日、シュツットガルトの地元紙『シュトゥットガルター・ナハリヒテン』のインタビューで「伊藤は我々の計画の中心的かつ不可欠な存在である。現時点では我々が彼を放出せざるを得ないようなことは一切考えていない」とコメント。同選手の放出に応じない姿勢を見せていた。
アヤックス移籍報道が飛び交う中、シュツットガルトのアレクサンダー・ヴェーレCEO(最高経営責任者)は、ボールゲムートSDと同じく伊藤の残留が既定路線であることを明言。『スカイスポーツ』のインタビューで、以下のようなコメントを残した。
「もちろん、我々のもとに届いたオファーは内部的なものだ。我々は伊藤を売りたくないとはっきり言っている。それに関しても新しい情報はない。彼の残留は我々の願いであり目標だ。彼との契約は2026年6月まで残っており、契約解除条項はない」
なおアヤックスはオランダ1部リーグを28度制した強豪。