明治安田生命J2リーグ・FC町田ゼルビア所属のブラジル人FWエリキが、自身の去就に言及。同クラブと長期契約を残す中、母国復帰への思いを打ち明けた。

 同選手はゴイアス、パルメイラス、アトレチコ・ミネイロ、ボタフォゴFRとブラジル国内4クラブを経て、2019年8月にパルメイラスから横浜F・マリノスへ移籍。横浜FMで主力選手として活躍すると、中国1部・長春亜泰への移籍で一旦日本を離れたが、今年1月に町田へ加入。今季はここまでリーグ戦ほぼ全試合スタメン出場で18ゴール。絶対的ストライカーとして、クラブのJ2首位独走に大きく貢献している。

 日本で充実した日々を過ごすエリキだが、古巣ボタフォゴFRへの愛着を抱いている模様。ブラジルメディア『グローボ』のインタビューで以下のようなコメントを残したという。

 「ボタフォゴFRでのプレーは、私の人生での決断に関する最高の思い出のひとつだ。スタッフとは素晴らしいつながりがあり、サポーターへの敬意は常に抱いている。チームの戦いぶりを見守っているし、彼らがリーグ制覇すると信じているよ。いつかボタフォゴFRに戻って来るだろうね」

 MF本田圭佑の古巣であるボタフォゴFRは、2020シーズンに2部降格となったが、わずか1年で1部に復帰。今季はここまでリーグ戦20試合を終えて15勝3分2敗と、2位パルメイラスに勝ち点11差をつけて首位を独走。1995年以来となるリーグ優勝に近づいている。

 なお『グローボ』が今年1月に報じたところによると、町田はエリキ獲得で長春亜泰に移籍金200万ドル(当時約2億6000万円)を支払ったとのこと。エリキの関係者は、町田との4年契約締結を明かしている。