ツエーゲン金沢は明治安田生命J2リーグ残留争いを強いられる中、「選手がコーラ飲んでる」という通報内容をクラブスタッフの辻尾真二氏が明かしたことにより、注目を浴びている。そんな中、同クラブのスポンサーである『チャンピオンカレー』の投稿内容が話題を呼んでいる。

 辻尾氏は4日、X(旧ツイッター)で「『選手がコーラ飲んでる』通報を事務所にするのはやめて頂きたいです。クラブスタッフも対応に苦労します」と投稿。するとJリーグのファン・サポーターのみならず、水戸ホーリーホックの小島耕代表取締役社長をはじめクラブの関係者も反応。クラブや選手に対する過度な苦情や批判に一石を投じる格好となっている。

 ネット上で様々な議論が飛び交う中、チャンピオンカレーは6日午前に公式アカウントを更新。「弊社は選手の皆さんがCoCo壱さんを召し上がってても怒りませんよ!むしろ弊社スタッフも好きでたまに食べにいきます!」「ちなみにアルバさんも私たちたまに食べに行くので大丈夫です!小松出身の豊田選手もいらっしゃいますしね!」と寛容な姿勢を見せ、反響を呼んでいる。

 ただ一方で、一部のSNSユーザーからは「ゴーゴーカレーは?」といった声が。『株式会社ゴーゴーカレーグループ』は先月、金沢が来季から使用する新スタジアムの命名権を取得しているが、ライバル企業のチャンピオンカレーは「新スタについて中の人の私見です。まずは私たちもびっくりしました」と投稿するなど、驚きを隠せなかった。

 それだけに、チャンピオンカレーはゴーゴーカレーに直接言及しなかったものの、「『別の(あの)カレー屋さんは?』という書き込みも見受けられますが、時期的にデリケートなものもあるので言及を控えさせていたきます!悪しからずご了承くださいませ」と、SNSユーザーに断っている。

 なおチャンピオンカレーは、クラブパートナー企業として金沢を全面サポート。ホームゲームのスタジアムグルメに出店しているほか、昨年には金沢所属選手を石川県内各店舗のアンバサダーに任命するなど、タイアップキャンペーンを実施していた。