元ヴィッセル神戸所属選手のMF森岡亮太は現在、ベルギー1部シャルルロワSCでプレー。出場機会を減らす中、今季限りで契約満了により退団することが既定路線だと、現地で報じられている。

 現在32歳の森岡は、2016年1月に神戸からポーランド1部シロンスク・ヴロツワフへ移籍すると、その後はワースラント=ベフェレン、アンデルレヒトとベルギー国内クラブを渡り歩き、2019年1月にシャルルロワへ移籍。加入1年目から主力選手として活躍していたが、今季はリーグ戦30試合中11試合でスタメン出場。2度にわたり負傷離脱を余儀なくされたほか、先月中旬以降は公式戦での出番がない。

 そのシャルルロワは、今季のレギュラーシーズンを16クラブ中13位で終了。4月6日から5月12日にかけて、下位4クラブによる2部降格プレーオフ6試合を戦うことになった。

 チームが残留争いに巻き込まれている中、ベルギー紙『DH』は「今季終了後に多くの選手がシャルルロワSCを離れることになる。

森岡をはじめ、4選手の契約延長はない」とリポート。

 クラブが森岡と契約延長しなかった理由について、「シャルルロワが契約終了を正当化するのは、年俸の高さとフィジカルの脆弱性だ。ピッチ内での貢献度が少なすぎた。32歳という年齢もある」と綴っている。

 ここまで8年以上にわたり海外でプレーしてきた森岡。移籍金ゼロで獲得可能であるだけに、今後Jリーグクラブからオファーが届くことも考えられる。

神戸復帰の可能性も含めて、今夏の去就に注目が集まる。