味の素スタジアムでは今月13日、明治安田J1リーグ第8節の東京ヴェルディFC東京(東京ダービー)が開催される。ただ、キックオフ7時間前の時点ですでに一部サポーターによる問題行為が確認されたという。


 FC東京は公式X(旧ツイッター)アカウントを通じて、ファン・サポーターに対する注意喚起として「飛田給駅周辺やスタジアム通り、味の素スタジアムの敷地内を含め、公共物などへの貼り紙や装飾物の汚損などは絶対にやめてください」と呼びかけ。「すでにFC東京のクラブパートナーが設置した自動販売機や、スタジアム周辺の公共物に貼り紙をする迷惑行為を確認しており、しかるべき対処を検討いたします」と器物損壊が確認されていることを報告すると、「冷静になろうよ」「頑張れFC東京フロント」「防犯カメラをお願いします」「ヴェルディサポーターの仕業か」といった声が挙がっている。

 なお、昨年7月12日に行われた天皇杯3回戦の東京ダービーでは、味の素スタジアムの最寄り駅である飛田給駅前看板の器物損壊、FC東京ゴール裏における火薬類等危険物の使用でサポーターに無期限入場禁止処分が科されるなど、騒動に発展。

 FC東京の川岸滋也代表取締役社長が今年1月の新体制発表時に「天皇杯のようなことはあってはならない」と述べたほか、FC東京の経営権を持つ『株式会社MIXI(ミクシィ)』木村弘毅代表取締役社長は11日にXで「この2チームの戦いに水を差すような行為は絶対にあってはならない」と綴っていた。

 なおFC東京、東京ヴェルディ、町田ゼルビアは今シーズン開幕前に「3クラブが切磋琢磨してサッカーで東京を盛り上げていく」「3クラブが協力して安心安全なスタジアム運営を行う」と共同宣言。

 「3クラブの熱い戦いの下、すべてのファン・サポーターの皆様が、安心して応援できるスタジアム、安全な環境下でその一日が楽しめる空間を作りあげるため、各クラブがスタジアム運営でもベストを尽くします」

 「各クラブのファン・サポーターの皆様におかれましても、スタジアム内外を問わずお互いへのリスペクトを忘れずに、それぞれが応援するクラブと地域をフェアに、そして熱く盛り上げ、より多くの方々に楽しんでいただけるよう、今後ともご協力・応援を宜しくお願い申し上げます」とファン・サポーターに呼びかけている。