昨年8月に清水エスパルスからブレンビーへ完全移籍した鈴木。今季前半戦はスーパーサブという立ち位置だったが、後半戦は主力選手へと序列アップ。デンマーク1部リーグのレギュラーシーズンで5ゴール2アシストを挙げると、上位6クラブによる優勝プレーオフでも、ここまで全5試合スタメン出場で3ゴール4アシストをマーク。ノアシェラン戦では45分、ドリブルで右サイドからペナルティエリアへ侵入。相手GKの動きの逆を突くように、ゴールマウス左隅に流し込んで、先制点を奪った。
そんな鈴木の活躍ぶりには、欧州主要リーグ所属のクラブも熱視線を送っている模様。デンマーク紙『bold』によると、ノアシェラン戦ではMF久保建英擁するレアル・ソシエダ、アンジェ・ポステコグルー監督率いるトッテナム・ホットスパー、マンチェスター・シティ、リバプール、シュツットガルト、ヴォルフスブルク、ウニオン・ベルリン、ホッフェンハイム、ナント、アヤックス、パルマ、KRCヘンクのスカウト陣が視察に訪れたという。
ただ一方で、デンマークメディア『Tipsbladet』がノアシェラン戦当日に伝えたところによると、鈴木の代理人は「現時点では移籍するつもりはない。ブレンビーがデンマーク1部リーグで優勝して、来季UEFAチャンピオンズリーグ(CL)に出場すれば、彼にとって素晴らしい経験になるだろう」と残留の可能性を示唆。『Tipsbladet』は代理人のコメントをもとに「ブレンビーのCLへの野心が、鈴木の将来に影響を与えるかもしれない」と予想している。
なお『Tipsbladet』によると、代理人は鈴木がフランス1部ストラスブールに在籍していた2023年5月の時点で、すでにブレンビーから接触があったことを明かしている模様。「彼がブレンビーで良い成績を収めていることは、日本でもよく知られていることだ。