伊東はカンボジアで生まれ育ったが、両親はいずれも日本人。現在シェムリアップ・ユナイテッドのU-16チームに所属しており、背番号10をつけキャプテンも任されるなど中心選手として活躍中だ。なお、同クラブからは8人がU-16カンボジア代表のキャンプメンバーに招集されている。
日本語はもちろん英語とクメール語も堪能な伊東。クラブの公式SNSでは、チームメイトとともに現地在住の日本人らに日本語で応援を呼びかけるメッセージを投稿する姿なども見られる。
カンボジアサッカーは近年、日本サッカーとの関係性が深いことで知られ、日本人指導者の派遣などにより急速に力をつけている。
日系のクラブ、アンコールタイガーも属するCPLでは、多数の日本人選手がプレー。また、昨年10月には、山梨学院高出身で元FC岐阜のMF小川雄大(プノンペン・クラウン所属)が帰化してカンボジア代表に招集されている。