ハーツと2026年6月まで契約を残している田川。日本の一部情報筋は今月15日に「浦和の今夏の獲得候補に田川が挙がっている」と投稿していたが、英紙『エディンバラ・ニュース』は17日に「極東の報道を引用」と断った上で、「浦和が今夏のターゲットとして田川をリストアップ。古橋も狙っている」とリポート。同選手のFC東京からハーツ移籍で発生した移籍金が50万ポンド(当時約9000万円)未満であり、今年1月にポルトガル国内クラブから関心を寄せられていたことを伝えた上で、「田川は今月下旬からプレシーズンのトレーニングに参加予定だ。小田裕太郎らとポジション争いを演じることになる」と綴っている。
現在25歳の田川はサガン鳥栖、FC東京、CDサンタ・クララを経て、昨年7月にFC東京からハーツへ完全移籍。ポルトガルでのプレー経験があることから、加入直後には即戦力として期待されていたが、2023/24シーズンのリーグ戦でわずか14試合の出場に。パリ五輪U23日本代表候補の小田をはじめ他選手とのポジション争いで後れをとっていた。
今年1月にポルトガル方面のみならず、Jリーグクラブからの関心も取り沙汰されていた田川。ただ、英紙『デイリーレコード』が先月19日に伝えたところによると、ハーツのスティーブン・ネイスミス監督は「彼のゴールへの動きと予測能力、決定力が素晴らしいから、我々が彼をここに連れて来た。彼は来季、このクラブで活躍できる」と同選手の今夏残留を期待している。
なお、田川浦和移籍の噂を流した日本の情報筋は、先月28日に「浦和は今夏、古橋の獲得を望んでいる」とリポート。