カリーレは2023シーズンまで長崎を率いると、同シーズン終了後に契約更新。しかし、長崎の契約更新発表直後にサントス指揮官に就任したことで、日本のサッカーファンから批判を浴びている。
サントスは今季ここまでブラジル2部リーグで7勝1分5敗と、昇格圏の2位に。しかし米メディア『ESPN』は先月27日に「サントス幹部とカリーレ監督の関係は以前ほど近いものではない。指揮官は幹部からの支持を得られなくなった」と不仲説を伝えている。
元長崎指揮官の去就が不透明とみられる中、ブラジルメディア『グローボ』は今月2日に「コリンチャンスはカリーレをターゲットにしている。交渉を進めるためにサントスに承認を求めている」とリポート。コリンチャンスは今季ブラジル1部リーグで19位に低迷する中、2日にアントニオ・オリヴェイラ監督を解任しているが、現時点でサントスに正式オファーを提示していないという。
また、カリーレ監督とサントスの契約は今年12月まで残っており、今季途中で解任の場合には200万レアル(約5800万円)の違約金が発生するとのこと。記事では「違約金の額に関係なく、コリンチャンスはサントスがカリーレ監督の放出を承諾した場合のみ、監督サイドとの交渉を進める」と綴られている。
なおカリーレ監督は今年3月、ブラジルメディア『SporTV』のインタビューに応じた際、長崎の国際サッカー連盟(FIFA)提訴に言及。