2021シーズンにマッシモ・フィッカデンティ監督のもと、YBCルヴァンカップを制した名古屋。翌2022シーズンから長谷川監督がチームを率いているが、今季はここまで8勝3分10敗。5月26日開催の第16節・京都サンガ戦以降は2分4敗と白星がなく、先月中旬からユンカーを欠いている中、ネット上では監督交代を求める声が湧き起こっている。
チーム状況が厳しい中、ユンカーは『オール・アジア・フットボール』のインタビューに対応。「長谷川監督への批判は行き過ぎだと思うか?」という問いに対して、「チームメイトや監督に対する批判について語るのは、プロとして違うと思う。結果が満足のいくものでないことは誰もが認識していると思うけど、最も大事なのは、この状況を変えるために全力を尽くすことだ」と、自身が持つプロ意識を前面に押し出している。
名古屋はチーム全体の得点数が「22」と、リーグで3番目の少なさだ。ユンカーの離脱による影響も考えられるが、同選手は「サッカーで最も難しいのはゴールを決めることだ。僕の怪我さえなければ、この問題はこんなに大きくならなかったと思う」と自分を責めつつも、「僕にとってゴールを決めるということはチームの努力であり、誰がゴールを決めるかということだけでなく、どうやってチャンスを作るかということも重要だ」と力説している。
「シーズンはとても長いし、あまり先のことを考えすぎると、今のことを忘れてしまう危険性がある。YBCルヴァンカップで優勝するチャンスもあるし、クラブがタイトルを獲得するために全力を尽くすつもりだ。ただ、今は目の前の試合で勝ち点を掴んで、自信を得ることに集中する必要がある」と、今後への意気込みも語ったユンカー。