ベルギー紙『Het Nieuwsblad』が今月27日に伝えたところによると、クリスティアン・ラタンツィオ監督はアンデルレヒトとの練習試合を前に、自クラブの補強計画に言及。「小久保、谷口、ジネディーヌ・ベライドを獲得したほかに、藤田と山本の合流も待っている。あと3人獲得したい。前線で2人、ミッドフィルダーも(補強ポイントの)対象だ。クラブの経営陣がこの数週間で補強に動いてくれると確信している」と、立石敬之CEO(最高経営責任者)などクラブ幹部への信頼を強調したという。
一方、ベルギーメディア『Voetbal』は日本の一部情報筋による噂を引用する形で「STVVは4人目のパリ五輪U23日本代表選手の獲得を検討している。大畑が今後数週間以内に到着する可能性がある」とリポート。DF小川諒也とDFトリスタン・トゥーヒーのみと、左サイドバックの選手層が薄いことも指摘しているが、ラタンツィオ監督のコメントを踏まえると、現時点で左サイドバックの選手層強化は最優先事項ではないとみられる。
大畑はサガン鳥栖でブレイクを果たすと、2021年12月に浦和へ完全移籍。加入1年目からリーグ戦22試合でプレーするなど、出場機会を得ると、今季はここまでリーグ戦15試合に出場している。
また、今年4,5月開催のAFC U23アジアカップ兼パリ五輪予選でも6試合中4試合でスタメン出場するなど、大岩ジャパンの中心選手として活躍。今月24日に行われたパリ五輪初戦のパラグアイ戦では後半36分までプレーし、1アシストをマークしていた。