ウクライナメディア『Sport』は今月15日に「リヴィウはターレスの売却で大儲け」という見出しのもと、同選手の取引内容をリポート。これによると、両クラブの契約には買い取りオプションが盛り込まれており、設定額は70万ユーロ(約1億1000万)。レンタル料は40万ユーロ(約6500万円)であることから、リヴィウは最大で110万ユーロ(約1億8000万円)を受け取ることになるという。またドイツの移籍専門サイト『トランスファーマルクト』では、ターレスの市場価値が60万ユーロ(約9800万円)と見積もられている。
一方、ターレスは鹿島への移籍をうけて「リヴィウのファン・サポーター、チームメイト、監督、コーチに別れと感謝を伝えたい。みんなの成功を祈っている」などと、リヴィウに挨拶。コメント内容を踏まえると、期限付き移籍ではあるが、リヴィウ復帰の可能性が低いと考えられる。
ターレスはフルミネンセやミラソウFCなどブラジル国内の複数クラブを経て、2021年からウクライナでプレー。リヴィウでは64試合の出場で12ゴール10アシストをマークするなど、攻撃陣の中心選手として活躍していた。
なお鹿島にはMFギリェルメ・パレジ、FWラドミル・ミロサヴリェヴィッチ、FWアレクサンダル・チャヴリッチ、GKパク・ウィジョンと外国籍選手4名が在籍。前節のジュビロ磐田戦では、パレジとミロサヴリェヴィッチのパフォーマンスに批判が相次いでいただけに、ターレスの活躍を願うファン・サポーターは多いはずだ。