青森山田高校を何度も全国高校サッカー選手権優勝に導き、MF柴崎岳(鹿島アントラーズ)やMF松木玖生(ギョズテペSK)など、多くのプロサッカー選手を輩出した黒田氏。2023年から町田で指揮を執っているが、ロングスローにおけるタオルの使用、パリ五輪U23日本代表FW藤尾翔太によるPK直前の水かけ行為などを巡り、ネット上で議論が白熱。指揮官自らの行為も批判の対象となることもあった。
J1初挑戦で優勝の可能性があり、かつ選手たちの独特なプレー、振る舞いで度々賛否を呼んでいるだけに、米スポーツ専門サイト『ジ・アスレチック』は、30日に町田の現状を特集。記事では、黒田監督について以下のように綴られている。
「彼には闇の魔術がある。明文化されているルールと暗黙のルールの両方を曲げる、少しばかり陰湿なやり方で、相手を苛立たせる。たとえば、彼は相手選手がスローインをするとき、数センチ離れたところに立っていた。相手にボールを返す場面で、彼はボールを逆方向に転がした。彼がサイドラインでピッチに唾を吐く癖に、人々は苛立っている。不正行為は存在しないものの、町田は汚いチームだとレッテルを貼られている」
黒田監督の行為は、6月1日開催の第17節アルビレックス新潟戦で話題に。1-3と町田2点ビハインドで迎えた78分、新潟ベンチが交代カードを切る準備をする中、黒田監督は身振り手振りを交えながら選手に指示を与えた後、ピッチに唾を吐いた。