第29節の大分トリニータ戦(2-0)は、台風10号によって移動スケジュールを早めるなどイレギュラーな状況の中でも勝利した。
「勝てていない時期は苦しくて、それを打ち破るためには積み上げが必要でした。いまそれが形になりつつあります。その間も選手たちは必死にやってきたので、苦しいながらもやってきたことが形になっています。夏場の暑い日でも強度の高い練習をやっていましたし、それぞれがいい準備をしてきたと思います」
次節の対戦相手である水戸については「勢いに乗らせたくはないですし、僕らのパワーでねじ伏せる必要がある。相手の攻撃をシャットアウトして自分たちの時間をつくりたいです」としたうえで「正直、J2に上位も下位もない。それくらい差はないと思っています。1試合1試合勝ちにいくことだけを考えたい」と、順位差のある水戸にも油断しない姿勢をみせた。
今季の千葉で最も多くの試合に出場している男はJ2の厳しさを知っているようだ。プレーオフ圏内が見えてきたタイミングだからこそ、再び兜の緒を締めたい。