伊藤は2023/24シーズンまでVfBシュツットガルトの中心選手として活躍すると、2024年夏にバイエルンへ完全移籍。4年契約を結んだが、7月末のプレシーズンマッチで中足骨を骨折していた。
今季開幕前に長期離脱を余儀なくされた伊藤だが、ドイツ紙『TZ』によると、同選手には10月の代表ウィーク明けにも復帰する可能性が。左サイドバックでプレーする可能性のほかに、センターバックでキム・ミンジェとポジション争いを演じるケースも考えられるという。
一方、昨季不安定なパフォーマンスを露呈していたキム・ミンジェは、今季開幕からリーグ戦全5試合でスタメン出場。9月28日に行われたブンデスリーガ第5節バイエル・レバークーゼン戦では、相手選手とのマッチアップを制し、ドイツ紙『キッカー』のマン・オブ・ザ・マッチに選出されている。
バンサン・コンパニ監督のもとで好調をキープしているだけに、韓国メディア『FMコリア』のネット掲示板では「伊藤が復帰しても、キム・ミンジェの控え」「伊藤よりもキム・ミンジェの方が凄い」といった比較が。中には、「伊藤はもっと休んでもいいぞ」「伊藤の復帰が遅くなってほしい」という声や、日本代表DFに対する誹謗中傷メッセージも見受けられる。
韓国では日本代表や日本人選手を比較対象とする論調が盛んに。2024年4月には、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝2ndレグのアーセナル対バイエルン・ミュンヘンで日本代表DF冨安健洋とキム・ミンジェが揃ってスタメン出場。この時も、韓国国内では「冨安はキム・ミンジェよりも格下」「キム・ミンジェがアジアナンバーワンのディフェンダー」と両選手を比較する声が挙がっていた。