2024シーズンにブラジル1部リーグとコパ・リベルタドーレス(南米選手権)を制したボタフォゴ。
ただボタフォゴの移籍金はこれだけではない。ゼニトは20日、ボタフォゴからエンリケを完全移籍により獲得したと公式発表。欧州の移籍市場に精通しているファブリツィオ・ロマーノ記者は「ボタフォゴは数週間前、フィオレンティーナからの2000万ユーロ(約32億4000万円)というオファーを拒否。ゼニトからの3500万ユーロ(約56億4000万円)というオファーを受け入れた。ボタフォゴにとっては、記録的な売却益だ」と伝えており、ブラジル人のアンドレ・エルナン記者も「ボタフォゴ史上最高額での売却」としている。
現在24歳のエンリケは、フルミネンセやレアル・ベティスを経て、2024年2月にベティスからボタフォゴへ完全移籍。2024シーズンのブラジル1部リーグ戦33試合のスタメン出場で7ゴール3アシストと、ジュニオール・サントスとともに攻撃陣の中心選手として活躍していた。
ロペスの獲得報道により、再び日本国内で話題を呼んでいるボタフォゴ。エンリケとジュニオール・サントスの放出により、総額70億円規模の収入を得るとみられるだけに、横浜FMへの獲得オファーの内容に対する不満の声が日本から湧き起こるかもしれない。