アレクサンドロは、父の運営するFCストヤノフサッカーアカデミー(山口県周南市で活動)から流通経済大柏に入学。父の経歴からプレッシャーがかかり自身が思い描いていたスタートが切れず、1年生の頃はトップチームで練習や試合ができた期間は約4か月ほどだったという。その後もピッチ内外で努力を続けるも、2年生の4月にCチームのサブからのスタートだったようだ。自分が同校のスタイルに合っていないのかもしれないと感じ始め、周囲に相談しながら父のいる高校でプレーする決断をした。
なお、転校後6ヶ月以上経過しないと高体連主催の大会には出られないルールがあるため、アレクサンドロはインターハイ(高校総体)には出場できない。この規定が移籍する唯一の懸念点だったというが「インターハイで高校サッカーが終わるわけではない」とポジティブに考え、最終的には父が監督を率いるチームでプレーする道を選んだ。
3歳から母国のブルガリアでサッカーを始め、10歳で来日した同選手は、今後の目標としてみんなが憧れるような存在になること、兵庫県代表として全国高校サッカー選手権に出場することを掲げている。
なお、高校卒業後の進路については色々と検討しているものの、結論はまだ出していないとのこと。今は目の前のことに集中したいと思いを口にしている。
全国屈指の超名門校を離れ、再び父のもとでプレーすることになったアレクサンドロ。今後、兵庫の地でどのようなプレーを見せるのか。注目していきたい。