アルスランは83分、FW櫻川ソロモンとのコンタクトプレーの際に右ひざを痛めると、そのまま担架にのせられてピッチを後に。清水主審はファウルをとらなかったが、笛を吹いてプレーを止めている。
そのアルスランの状態について、スキッベ監督はAFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)準々決勝1stレグのライオン・シティ・セーラーズ戦前日会見で「5,6カ月離脱する」などとコメント。長期離脱の可能性を示唆しただけに、ネット上では「残念…」「長すぎるよ…」「アルスランを欠くのは厳しすぎる」などと落胆の声が挙がっている。ただ一方で「6カ月ならば、シーズン終盤にはプレーできるはず」「5,6カ月なら靱帯断裂とかでは無さそう」などとポジティブに捉えるファン・サポーター等のコメントも見受けられる。
なおスキッベ監督は試合後、インターネット動画配信サービス『DAZN』のフラッシュインタビューで、2025シーズンのJリーグのファウル基準について、怒りを見せながらこう語っている。
「今シーズンの審判のやり方について苦言を申したいと思う。シーズンが始まる前に協会、Jリーグから『プレイングタイムを伸ばす』ということで、『審判はファウルを流す傾向にある』ということを話されたが、うまくいっていないと思っている。日本のサッカーがこれだけ良くなっていって、これだけハードになっていく、当たりも強くなっていく中で、審判がそのような流れになっていることは非常に残念」
清水主審のジャッジがアルスランに影響を与えた可能性は不明だが、少なくとも指揮官が前後半通じて同主審のレフェリングに不満を抱いていたことは確かだ。