問題視されているのは、0-0で迎えた29分のシーン。浦和は右サイドからMF関根貴大がクロスをゴール前に供給。ボールはMF松本泰志をかすめた直後、田上の右腕付近に直撃。そばにいたサンタナがハンドをアピールも、小屋主審は笛を吹かず、プレーは続行されている。
ネット上では、インターネット動画配信サービス『DAZN』の試合中継から当該シーンのみを切り取った動画がアップ。小屋主審のノーハンドというジャッジに対して一部からハンドを指摘する声が湧き起っている。
またVARの介入がなかっただけに、小屋主審のみならずVAR担当の荒木友輔審判員にも批判が。41分にサンタナがゴールネットを揺らしたが、VAR判定の末にオフサイドがあったとしてゴールが取り消されただけに、浦和サポーター等からは介入のタイミングが不公平といった主張も挙がっている。
アクチュアルプレーイングタイム(APT)の増加などを目的に、2025シーズンからファウルの判定基準が変更され、比較的流す傾向にあることで、批判の的になっている審判員。この変更以外の部分における反則のジャッジでも、依然として多くの課題を抱えているかもしれない。