Jリーガーで「PK職人」といえば誰が思い浮かぶだろう。筆者が真っ先に思い浮かべるのは、2023シーズンで現役を退いた元日本代表の遠藤保仁氏である。
しかし現役のJリーガーには、この記録を更に上回る「PK成功率100%」を誇っている選手がなんと5名もいるのだ。ここでは、JリーグでのPK総数が6回以上のキッカーを対象に成功率100%の選手5名を紹介していく(『Jリーグデジタルデータブック』参照、記録数はJリーグ全カテゴリー対象)※3月16日時点のデータに基づく。
185cm82kgの体格を活かした空中戦の強さやポストプレーの強さに加え、突破力も持ち味であることから「万能型FW」と呼ばれる。2023シーズンから2年連続で得点王に輝く偉業を成し遂げており、昨シーズンも23得点を挙げた(左足でのシュート18、ヘディング1、PKでの得点4)。
そんなロペスのPKは助走が独特だ。ボールを蹴る直前に減速し、相手GKの動きを判断してから冷静に流し込むことが出来る。仮にコースを読まれたとしても、四隅に蹴ることが出来るPK職人なのだ。
2014シーズンJ2第38節北海道コンサドーレ札幌VS湘南ベルマーレ戦(2-0)では、味方GKが蹴ったロングフィードを胸でワントラップした後に豪快なゴールを放ち、同シーズンのJ2最優秀ゴール賞を受賞。その後も多くのゴールで所属チームを幾度となく救ってきた。これまでPKを一度も外していない都倉。キック直前まで間合いを取り、GKと駆け引きするシーンは印象的だ。
PK時は、助走で一度減速して相手GKを観察し瞬時にコースを蹴り分ける高い技術を持っている。
高校卒業後の2011シーズンから清水エスパルスへ入団。経験を積むべくFC岐阜、湘南ベルマーレ、SC相模原への期限付き移籍を経て清水に復帰するも、在籍した5年間で出場は一度も叶わなかった。
2016シーズンから福島に所属。相手を置き去りにするトップスピードの速さや左右両足から放たれる正確かつ強烈なシュートを武器にコンスタントに得点を重ねている。今季は早くも4試合で4得点を挙げており、J3の得点ランキングで単独トップとなっている。これまでのキャリアで蹴ったPKは7本。四隅に蹴りこむ正確なキックですべて成功させている。
2013シーズンから2016シーズンまでは岡山と同クラブのセカンドチームであるファジアーノ岡山ネクストへの登録変更を繰り返しており、Jリーグでのプレー経験はなかった。その後、2017シーズンから当時九州サッカーリーグだったテゲバジャーロ宮崎へ移籍。クラブがJ3昇格を果たした2021シーズンには頭角を現し10ゴールをマークした。2022シーズンにJ3のFC岐阜へ完全移籍すると、昨シーズンはキャリアハイの19ゴールを記録しFC今治のFWマルクス・ヴィニシウスと並んで得点ランキングトップタイとなった。
相手DFのマークを剥がす俊敏な動き出しに加え、決定力の高さが際立っている藤岡。得点の多くはワンタッチでのゴールが多い。PKでは相手GKの逆を突くコースで決めきるほか、早いシュートスピードで四隅に蹴り分けることが出来、その巧さが垣間見える。相手GKからすると、コースの読みが当たっていてもセーブすることが難しい選手だろう。
選手時代にJリーグで蹴ったPK全35回のうち31回を成功させており、失敗は4回のみ。成功率は89%と高い成績である。
しかし現役のJリーガーには、この記録を更に上回る「PK成功率100%」を誇っている選手がなんと5名もいるのだ。ここでは、JリーグでのPK総数が6回以上のキッカーを対象に成功率100%の選手5名を紹介していく(『Jリーグデジタルデータブック』参照、記録数はJリーグ全カテゴリー対象)※3月16日時点のデータに基づく。

アンデルソン・ロペス
- 出場試合総数:206試合
- 得点総数:100得点
- JリーグPK総数(成功数):17本
185cm82kgの体格を活かした空中戦の強さやポストプレーの強さに加え、突破力も持ち味であることから「万能型FW」と呼ばれる。2023シーズンから2年連続で得点王に輝く偉業を成し遂げており、昨シーズンも23得点を挙げた(左足でのシュート18、ヘディング1、PKでの得点4)。
そんなロペスのPKは助走が独特だ。ボールを蹴る直前に減速し、相手GKの動きを判断してから冷静に流し込むことが出来る。仮にコースを読まれたとしても、四隅に蹴ることが出来るPK職人なのだ。
今シーズンのPKからも目が離せない。

都倉賢
- 出場試合総数:453試合
- 得点総数:122得点
- JリーグPK総数(成功数):13本
2014シーズンJ2第38節北海道コンサドーレ札幌VS湘南ベルマーレ戦(2-0)では、味方GKが蹴ったロングフィードを胸でワントラップした後に豪快なゴールを放ち、同シーズンのJ2最優秀ゴール賞を受賞。その後も多くのゴールで所属チームを幾度となく救ってきた。これまでPKを一度も外していない都倉。キック直前まで間合いを取り、GKと駆け引きするシーンは印象的だ。

吉平翼
- 出場試合総数:172試合
- 得点総数:40得点
- JリーグPK総数(成功数):12本
PK時は、助走で一度減速して相手GKを観察し瞬時にコースを蹴り分ける高い技術を持っている。
今シーズンは開幕前のキャンプで練習中に負った左股関節外旋筋群損傷の影響でまだ出場が無い。復帰すれば富山の攻撃陣をさらに活性化させるだろう。

樋口寛規
- 出場試合総数:354試合
- 得点総数:73得点
- JリーグPK総数(成功数):7本
高校卒業後の2011シーズンから清水エスパルスへ入団。経験を積むべくFC岐阜、湘南ベルマーレ、SC相模原への期限付き移籍を経て清水に復帰するも、在籍した5年間で出場は一度も叶わなかった。
2016シーズンから福島に所属。相手を置き去りにするトップスピードの速さや左右両足から放たれる正確かつ強烈なシュートを武器にコンスタントに得点を重ねている。今季は早くも4試合で4得点を挙げており、J3の得点ランキングで単独トップとなっている。これまでのキャリアで蹴ったPKは7本。四隅に蹴りこむ正確なキックですべて成功させている。

藤岡浩介
- 出場試合総数:138試合
- 得点総数:48得点
- JリーグPK総数(成功数):6本
その高い得点力を買われ、高校卒業後の2013シーズンからファジアーノ岡山に加入。
2013シーズンから2016シーズンまでは岡山と同クラブのセカンドチームであるファジアーノ岡山ネクストへの登録変更を繰り返しており、Jリーグでのプレー経験はなかった。その後、2017シーズンから当時九州サッカーリーグだったテゲバジャーロ宮崎へ移籍。クラブがJ3昇格を果たした2021シーズンには頭角を現し10ゴールをマークした。2022シーズンにJ3のFC岐阜へ完全移籍すると、昨シーズンはキャリアハイの19ゴールを記録しFC今治のFWマルクス・ヴィニシウスと並んで得点ランキングトップタイとなった。
相手DFのマークを剥がす俊敏な動き出しに加え、決定力の高さが際立っている藤岡。得点の多くはワンタッチでのゴールが多い。PKでは相手GKの逆を突くコースで決めきるほか、早いシュートスピードで四隅に蹴り分けることが出来、その巧さが垣間見える。相手GKからすると、コースの読みが当たっていてもセーブすることが難しい選手だろう。
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