日本では以前から夏場の試合開催を巡り、議論が白熱。元日本代表DF吉田麻也(ロサンゼルス・ギャラクシー)がJリーグ秋春制移行に関連して、「この暑さで試合をするのは、もはや生命の危機を感じる。無理。サッカー面で言うと、パフォーマンスがとか強度がとか言うけど、シンプルに危ない」と訴えていた。
35度以上の猛暑に見舞われる7,8月での日本ツアー開催を巡っても、海外クラブ所属の一部選手、監督から否定的な声が。サウジアラビア1部アル・ナスルのルイス・カストロ監督は、2023年7月のインテル戦後の会見で「日本の湿気と酷暑が我々のパフォーマンスに影響を与えた。この時期の試合は難しい」と本音を漏らしている。
また、ランスは2024年夏にジュビロ磐田、清水エスパルス、町田ゼルビア、ヴィッセル神戸と対戦。中2,3日で4試合を消化するという過密日程の中、伊東は磐田戦前日練習後のインタビューで「暑いわ」と漏らし、やや不満げな表情を浮かべていた。
2024年夏には日本代表MF三笘薫所属のブライトンも日本ツアーを実施しているが、MFジャック・ヒンシェルウッドをはじめ複数選手が日中に都内を散歩している時に「暑すぎる」「汗だくになる」と語っていた。
過去の日本ツアーでも、伊東をはじめ複数選手が日本の気候に言及していた。それだけに、2025年夏の日本人選手所属クラブによる来日報道を受けて、伊東や久保など一部選手のコンディションを心配する声が噴出。