わずか2ヶ月での解任となったホーランド前監督は、リーグ戦11試合で1勝しか上げられず。5度のリーグ優勝を誇る横浜FMは、現在降格圏となる下から2番目の19位に低迷している。後任に任命されたパトリック・キスノーボ暫定監督は、今2025シーズン開幕時にアシスタントコーチとして横浜FMに加入していた。
一方で、C・ロナウドが在籍するアル・ナスルは、サウジ・プロフェッショナルリーグで上位を争う強豪であり、ACLEの舞台でも注目度は群を抜く。欧州のトップで長年活躍してきた世界的ストライカーとの対戦は、横浜FMにとって今シーズン最大の試練であり、キスノーボ新監督にとっても就任直後から大きな試金石となる。
キスノーボ監督は、2021年にAリーグ・メンのメルボルン・シティを初のリーグ制覇へ導いた実績を持ち、その後に現在オーストラリア代表を指揮しているトニー・ポポヴィッチ監督の後任として同リーグのメルボルン・ビクトリーの監督に就任。しかし、就任からわずか半年後に辞任し、ホーランド監督の右腕として横浜FM入りしていた。今回の就任は、フランス2部のトロワで約1年指揮を執った経験(2022-2023)に続く、海外での2クラブ目の監督職となる。