プレミアリーグで苦戦中のブライトン・アンド・ホーブ・アルビオンは、今2025年夏の移籍市場で主力選手の移籍問題に直面する可能性がある。第33節までに10位に位置し、直近5試合で勝利がないブライトンは、来2025/26シーズンの欧州大会出場に向けては残りの試合での巻き返しが不可欠だ。


 そんな中、同クラブに所属する日本代表FW三笘薫、カメルーン代表MFカルロス・バレバ、ブラジル代表FWジョアン・ペドロには、同じリーグのアーセナルやマンチェスター・シティが強い関心を示しており、今夏の移籍市場で争奪戦に発展する可能性があるとUKメディア『Sussex World』が伝えた。

 ブライトンの最高経営責任者ポール・バーバー氏は、3月9日に開催されたフラム戦(2-1)前に『Football Focus』のインタビューで「将来的に三笘やバレバを売却する可能性は高い」と認めている。ただし3人全員の同時放出は否定している。

 三笘は今2024/25シーズン全コンペティションで9ゴール3アシストを記録し、かかとの負傷でリーグ戦は1試合欠場したのみ。5月で28歳となり、契約はあと2年。サウジアラビア1部のアル・ナスルからのオファーは拒否しているが、今夏も再打診が予想される。また、プレミアリーグのリバプールも関心を示しており、移籍金は5,000万~6,000万ポンド(約94億~約112億円)と見込まれている。

 また、バレバは21歳のカメルーン代表MFで、契約は2028年まで。中盤での力強さが際立ち、シティが注視している。移籍金は8,000万ポンド(約151億円)を超える可能性があり、競合が激化すればMFモイセス・カイセド(チェルシー)のような高額移籍も起こり得る。

 一方でペドロは、2023年に3,000万ポンド(約56億円)でワトフォード(イングランド2部)から加入し、今シーズン10得点7アシストを記録。ただし4月20日のブレントフォード戦(2-4)で退場し、3試合の出場停止処分を受けている。
契約は2028年6月までで、移籍金はこちらも8,000万ポンドとされている。
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