明治安田J1リーグ第12節の京都サンガ対横浜FCが、4月25日に開催。FWルキアン(横浜FC)がゴールを決める直前のシーンにおけるFW鈴木武蔵(横浜FC)のプレーに注目が集まっているほか、清水修平VAR(ビデオアシスタントレフェリー)担当のジャッジへの異論が相次いでいる。


 横浜FCは0-1とビハインドで迎えた48分、左サイドからのクロスの折り返しをルキアンが右足で押し込み、同点に。攻撃側によるハンドの可能性があったとしてVARが介入し、京都の一部選手が長峯主審とコミュニケーションをとっていたが、ゴールは認められた。

 ルキアンのゴール直前、自陣からのロングボールに対して鈴木武蔵とDF鈴木義宜(京都)が空中で競り合った際、ボールが鈴木武蔵の右手に当たっており、インターネット動画配信サービス『DAZN』の中継映像でも確認できる。解説者の木場昌雄も「手を広げている感じでしたけど」とコメントしていた。

 Xでは、DAZNの中継映像から鈴木武蔵と鈴木義宜がせるシーンのみを切り取った画像が拡散。ハンドとジャッジされてもおかしくないだけに、ルキアンのゴールが認められたことに対する不満の声が噴出。VARが機能していないとの意見や、清水修平VAR担当に対する批判の声も上がっている。

 ゴールに関係しているシーンでの誤審とも解釈可能なジャッジに対して、ファン・サポーター等のフラストレーションが溜まることは理解できる。特定の人物を攻撃するような投稿は法的措置の対象となる可能性があるが、それでもハンドなしというジャッジに対する異論が収まらないだけに、当該シーンについて日本サッカー協会(JFA)審判委員会での説明が期待される。
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