明治安田J1リーグ第12節の浦和レッズ対サンフレッチェ広島が、4月25日に開催。浦和がMF金子拓郎のゴールにより1-0で勝利したが、元日本代表MF原口元気の一部プレーに批判が相次いでいる。


 原口は76分にMFマテウス・サヴィオとの交代でピッチに立ったが、1-0で迎えた後半アディショナルタイムに左サイドでのパス交換からサイドチェンジを試みるも、ボールは相手選手へ。浦和はこのボールロストからピンチを招いたが、ヘディングシュートをDFダニーロ・ボザがゴールライン付近でクリアしたことにより、事なきを得た。

 埼玉スタジアムで勝ち点3を獲得したとはいえ、試合後はサイドチェンジを選択した原口のプレー判断が議論の対象に。試合終了まで残り1分程度でありポゼッションが求められるシチュエーションであっただけに、不用意なボールロストという意見が噴出。同選手に猛省を求める声が相次いでいる。

 2025シーズンのJ1リーグ戦で、ここまでほぼ全試合で途中出場の原口。マチェイ・スコルジャ監督からスーパーサブとしての役割を求められているが、広島戦でのサイドチェンジをはじめ精彩を欠くシーンは多い。それだけに、指揮官に対して同選手をベンチ外とするよう求める意見も上がっている。

 4月6日開催のJ1第9節アビスパ福岡戦で、試合後にアウェイゴール裏の一部サポーターにエキサイトしたことでも話題を呼んでいる原口。スタメン出場が少ない現状に不甲斐なさを感じている可能性は考えられるが、まずはサポーターからの信頼を取り戻すべく、パフォーマンスの改善に努めたいところだ。
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