スウェーデンメディア『Fotbolldirekt』で26日に掲載されたインタビュー記事によると、サントスは「20年以上プロサッカー選手としてプレーを続けたけど、今が引退する時だと思った。人生の中で特別なものを終えるとなれば、ここ(ウタイターニーFC)で終えなければならないと思っていた。2024/25シーズンは膝のケガに悩まされた。チームも若返り、やや難しかった」などと、引退の背景を説明。これまで様々なクラブでプレーしていきたが、その中でもC大阪が特別である理由をこう述べている。
「(C大阪加入時は)当時J2だったし、J1へ復帰して何かを勝ち取りたいと思っていた。僕たちはJ1昇格を成し遂げた。そして昇格1年目には、カップ戦で2つのタイトルを獲得した(天皇杯とYBCルヴァンカップ)。それまでC大阪は一度も優勝経験がなかったし、僕はこのクラブの歴史の一部になったんだ」
「今でもC大阪サポーターがタイまで試合を見に来てくれるしね。C大阪はプレシーズンでタイに来ることが多いけど、その時は僕も宿舎に行って挨拶しているよ。僕のプロキャリアの中で素晴らしい時間だった。C大阪はこれからも僕の心に残るクラブだよ」
現在38歳のサントスは、北欧の複数クラブや中国の貴州人和を経て、2016年にC大阪へ加入。
2018年4月にC大阪から岡山へ移籍し、同シーズン限りで岡山を退団したサントス。2019年以降はタイ国内でのプレーが続いていたが、今でもなお日本のサッカーファンの間で評価されている。